[劇評]パラドックス定数「Das Orchester」@シアター風姿花伝(椎名町)
明言されないがナチス政権初期に、音楽の力を信じた指揮者/楽団と政府との静かな攻防の物語。歴史を扱い、音楽を扱いながら今の時代における芸術全体の普遍的な役割と人が人を思う力の強さを感じさせる舞台でした 劇団 パラドックス定…
演劇感想文リンク(engeki.kansolink.com/)の中の人(清角克由(@kseikaku)のブログ。更新情報やサイト情報だけでなく、管理人の日々の思いも書いていきます。
劇評
2019.04.04 清角克由
明言されないがナチス政権初期に、音楽の力を信じた指揮者/楽団と政府との静かな攻防の物語。歴史を扱い、音楽を扱いながら今の時代における芸術全体の普遍的な役割と人が人を思う力の強さを感じさせる舞台でした 劇団 パラドックス定…
書評
2019.03.24 清角克由
久しぶりに日本のSF作家の長編を読みました。初めて読む作家でしたが、ファンタジー調の世界観と近未来的テクノロジー社会の交錯する世界観に魅了され、予想外のストーリー展開に圧倒されました 読んだことのない作家を求めて 最近は…
劇評
2019.03.04 清角克由
ついこないだ見た舞台の再演だと思って見に行ったのですが、気づけば三年も前の作品。「完結編」と名乗っておいてその「再演」をやるのは少しズルいなと思いつつ、円熟というか完熟というか、安定感のある舞台に相変わらず笑いました 劇…
劇評
2019.02.26 清角克由
本多劇場進出を果たした大森カンパニープロデュース作品は、一見、つながりのない様々な過去を持つ登場人物たちが、各々の内面をお互いにさらけ出し合うことで変わっていく物語が秀逸。笑いながら泣けるという稀有な経験ができる「人情喜…
劇評
2019.02.18 清角克由
古川健さん、日澤雄介さんの劇団チョコレートケーキのコンビの作品でありながら、柴田理恵さんという劇薬との化合によりチョコレートケーキとはまったく味の違う独特なものでした。その新しい化学反応が心地よく笑いながら、考えさせられ…
映画評
2019.01.29 清角克由
2013年に福岡で放送が始まった伝説のドラマの映画化。辛子明太子という今では誰でもが知っている博多の名産品を作る男の話は、熱い想いが伝わってきて、ほんのりと温かいとても良い作品。東京で、今にも上演がおわってしまいそうなの…
劇評
2019.01.24 清角克由
浅草の路上で、主宰の木下さんからチケットを手売りされたのが縁で見に行った舞台。販売方法の特異さからもっと不思議な舞台を想像していたが、思った以上にオーソドックスな人情喜劇。バランスは良いものの、全体として技倆不足が気にな…
旅行記
2019.01.06 清角克由
名古屋→東京を青春18きっぷで移動する場合、ルートは東海道線ルートと中央線ルートがあります。帰りは、京都へ移動するときに東海道線ルートを使ったので、中央線ルートを利用してみました。うまくつながるルートが本当に少なく、ある…
劇評
2019.01.04 清角克由
45分ほどの小品でノンバーバルのエンターテイメントということだが、思ったより個々の技術が高く楽しめた。一方で、全体としてのストーリーや、コンビネーションはバラバラ感がありエンタメとしての楽しみは少し物足りない プロジェク…
旅行記
2019.01.03 清角克由
実家の帰省も無事終えて、残り3日分の青春18きっぷを使い切るべく、帰京の途につきました。東京→広島は、頑張れば1日で帰れる道筋ですが、帰京はせっかくなんで3日がかりで帰ります。そのため、かなりのんびりしたコースになります…