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■あまり、ブログのテーマと合致していない気がするんだけど、書く
最近の三つのニュースに触れてダブルスタンダードがある気がしていてとても気持ちが悪い。その気持ちの悪さを文章にしてみようと思う
事件とは以下の三つだ
- 芸能活動もしていた大学生が、ファンを語る男に襲われた事件
- 沖縄の米軍基地の軍属の男性が地元の女性に暴行を加えた上で殺害した事件
- ヘイトスピーチに対して罰則を定めた法律が、国会で承認された件(これは事件とは呼べないが)
■まずは、ヘイトスピーチの定義から始めよう。
ググると以下のような定義が見つかる
ヘイトスピーチ(英: hate speech)とは人種、国籍、宗教、性的指向、性別、障害などに基づいて個人または集団を攻撃、脅迫、侮辱する発言や言動のことである
特定のグループに対してのいわれなき攻撃的発言と解釈したのだが、無理があるだろうか。
■大学生がファンに襲われた事件に対するマスコミの対応
当初、会いに行けるアイドルという世間の風潮が招いた悲劇という感じで報道されていた。
その際に、いわゆるアイドルオタ全体に対しての攻撃的な報道はそれほど目立ったものではなかった
もちろん、ニュースメディアの中には、そういうことを匂わせたり、それに対してのの同様のファンの声を載せたりしているものもあった
「アイドル刺傷事件」と近年増え続けるファンの凶行について地下アイドル事情通に意見を聞いてみた
この中で、取材を受けたアイドル通の方は以下のように語っています
今回の事件が “ファンがアイドルを刺した事件” と報道され、全てのアイドル好きが色眼鏡で見られることは悲しいです。みんな人間なので攻撃されると傷つくし、どうしたらそうならないかを考えてます。
事実、ワイドショー的なものでも、アイドルファンを一律に危ないみたいな報道はなく、そういう風な見方をしてはならないという論調が多かった
■ところが、これが沖縄の事件では全く違う反応になる
沖縄の事件も、大学生刺傷事件と同様不幸な事件である(この場合、大学生は未だ意識不明であり、辛うじて命を取り留めていることは、事件の重さに差があるとは言えないと思っている)
そして、同じく一人の男性による凶行であり、その人が所属する組織やグループがその凶行に影響を与えたとは思えない。
なのにマスコミは、これをきっかけに、その所属する組織全体(米軍基地)を吊るし上げ、最高責任者(大統領)への謝罪を要求する
これは、人種の違うグループに対しての攻撃的な発言(≒ヘイトスピーチ)とは言えないのか?
一人の所属員の犯罪に対しての、片方では個人の突出した凶行の責任を当人のみに帰す論調をする同じコメンテーターが、沖縄では所属する組織そのものへの公然とした批判を行う
そのようなマスコミの論調に違和感しか感じないのは僕だけだろうか
この報道が、どれ程の在日米軍およびその関係者に悲しいやり切れない思いを与えているか、本当にわかっているのだろうか
(参考)マスコミが報道しない、沖縄国道58号線で頭を下げるアメリカの人々 | netgeek
ヘイトスピーチが悲しいのは、それを向けられた組織やグループの多くが、志向や国籍、性別など簡単に変えることのできない属性で一括りにされて、侮辱的な言葉を浴びせられるからである
罪を憎んで人を憎まず‥とまで、みんなが達観するのは難しい。しかし、その組織の属性と何の関係もない別の構成員やその組織まで、「ヘイト」するのは、やめるべきだと思う。
というか、マスコミは自らがヘイトスピーチをしていることに気づいているのだろうか。
ネットでニュースを探すと、こんな記事をみつけた。わりと僕と言ってることが似てる
海兵隊の犯罪率が、一般人より低いとかの数値はわからないが、少なくとも沖縄が全国屈指の犯罪発生都市ということは、統計的には立証できない。
幸福実現党がらみのメディアであるこの記事をみて、うーーんと思うのも、ある意味差別か….orz
つーか、他のマスコミはそういう発想がないのか?
[…] 沖縄報道はヘイトスピーチではないのか […]