[劇評]S.E.T「幕末幻妖伝」@サンシャイン劇場

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久々のアクション大作。が、なんか中途半端で消化不良。アイデアと構成は悪くない。演出面での迫力不足は中国から京劇のプロを呼んでもいかんともしがたかったというべきか….

劇団 劇団スーパー・エキセントリック・シアター
題名 幕末幻妖伝
公演期間 2002/10/12-2002/10/27
大沢直行 演出 三宅裕司
出演 宮内大、野添義弘、小倉久寛、野崎数馬、大関真、長谷川紀子、三宅裕司、八木橋修、丸山優子、尾口衿子、赤堀二英、白土直子、吉田麻佐美、難波ありさ、郡司のぞみ、山崎大輔、三谷悦代、永田耕一、田上ひろし、岩永新悟、原圭一、瀬尾智美、西海健二郎、杉野なつ美、高橋修、大竹浩一、久下恵美、村上尚子、小形里美、どうじょう拓人、末吉司弥、星野卓誠、大河原晃、小島美幸、澤登麻有美、池辺愛、李葆、田新宇、張継英、王国興
劇場 サンシャイン劇場(池袋)
観劇日 2002年10月26日(マチネ)

<<ストーリー>>

上海に向かう船の上にいるのは、伊藤俊介、高杉晋作、五代才助という幕末の志士達。勝海舟の依頼により上海に殺生石を運んでいた。その殺生石を狙う清国転覆を目指す宗教団体と戦ううちに、殺生席がとんでもない財宝のありかを示すことを知り….

<<感想>>

ディスとピア西遊記というSETのかつての名作がある。(らしい)僕自身見たことはないが、その紹介文はどこかで読んだことがある。すごく面白かった(らしい)

今回は、それ以来の久々のチャイニーズアクション。という触れ込み。なんか面白そうだなぁと内心期待していた。

確かに、最近になくアクションは激しいのだが、何か物足りない。僕の中では既にこのくらいの派手派手さでは、派手なアクションという風に認識しなくなっているのだ。(おそらく新○線とかそういう劇団を見た影響があるのだろうが)

今回に限ると、アクションの派手さで感動できないと芝居全体の完成度の低さが逆に異常に気になり始めるのだ。例えば、東京楽日も間近いのにセリフが入っていないとか、意味なく歌う丸山さんとか…普段だったら微笑ましいものがそう思えなくなってくる。

SETの面白さは、若手の卓越したアクション、音楽、ダンスとそれらに見事にアンマッチしている三宅さん、小倉さんを始めとした古株(?)のコントのような演技。この落差がSETの面白さの源泉だと思う。小倉さんなんて出てきた瞬間に会場に笑いが漏れる。他の劇団みまわしてもそんな役者さんはいない。

が、今回なんかその組み合わせがしっくりこない。小倉さんや三宅さんに変わりはない…とすれば、やはりアクション、ダンスの迫力不足が、全体の芝居のパワーを落としたのかなと…. ( 2002/11/3記)

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