ラッパ屋「おじクロ」@紀伊国屋ホール

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劇団 ラッパ屋
公演期間 2012/11/08~2012/11/18
演出 鈴木聡 鈴木聡
出演 おかやまはじめ、俵木藤汰、三鴨絵里子、福本伸一、弘中麻紀、大草理乙子、岩本淳、中野順一朗、宇納佑、武藤直樹、ともさと衣、浦川拓海、熊川隆一

おじクロ2012チラシ下町の親父が頑張るストーリー。おやじたちのももクロ(ももいろクローバーZ)について熱く語り、自分たちと重ねあわせていくあたりはグッと来ました。全力で前向きにというメッセージが、ヒシヒシと伝わって来ました。今回は、笑いよりそういうメッセージが強いと思いました。

<以下詳細>

 

「ももクロ」にハマったおじさんを見た「ももクロ」素人のおじさんは、感動した。

はっきりいって「ももクロ」については、完全に門外漢。AKB48も、モーニング娘。も1人や2人は名前と顔が一致する人がいますが、「ももクロ」については、この芝居を見るまで人数さえわかりませんでした。そういう私でも、「ももクロっていいかも」と思わせる、劇中の登場人物たちの熱いセリフは、作者鈴木さんが今回この舞台を作った思いそのままだったのだと思います。

チラシで強調されていた、おじさんが踊るももクロについては、確かに僕と同じ年代のおじさんたちが元気に笑顔で踊る姿はすごかったけど、びっくりするほどでもなく(ごめんなさい)…。オリジナルを知らなかったからかもしれません。

ももクロに託したらっぱ屋(鈴木聡さんの)メッセージ

今回の舞台は、いつものらっぱ屋に比べて、メッセージが強かったと思います。

電機メーカーの事業縮小に伴う下町工場の悲哀とか、人生の目的を見失った娘とかそういった人々がももクロに刺激されて、全力で前向きでを合言葉に苦しい状況を笑って乗り越えるというストーリーは、いつもの笑いが中心のらっぱ屋とは違ってました。(勿論、笑いの要素は十分にあって楽しめましたが)

僕としては、途中でみんなが、「そんなこと言ったら…」と自分の過去を振り返って懺悔するあたりは、最初は「ちょっとしつこいなぁ」と思いながらもグッと来る部分もあり、終わってみれば一番印象に残るシーンでした。

うちに帰って、本物のももクロのダンスを見ました。申し訳ないのですが、「あぁこの子が、俵木さんのパートを踊ってて、あの子が福本さんのパートを踊ってるのか」と、思ってしまいました。しばらくは、ももクロの曲を聞くと笑顔で元気な「オヤジ」たちのダンスが頭をよぎりそうです。

 

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