[劇評]ぷくぷく「ハピネス」@PLAN B

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3話のオムニバスをバイオリンの演奏等でつなぐような形態。題名の通り(主に女性の)「ハピネス」を何か斜め下方から薄目で見上げるようなストーリーが続く。あと、ちょい..つっこみが足りない気がして、消化不良気味。

劇団 プクプク
題名 ハピネス
公演期間 2001/09/28-2001/09/29
作・演出 おぎゅうようこ
出演 風村綾乃、中谷真由美、鈴木健介、加賀美聖子、斎藤愛見、おぎゅうようこ
(バイオリン)三国富美子
(声)蒔苗奈津子/小沢真水
劇団 PLAN B
観劇日 2001年9月29日(ソワレ)

<<ストーリー>>

3つもあって一個一個書くのが大変なので省略。

<<感想>>

「ネット女」

僕だけだろうか、女一人の孤独って、こんなに必死に説明されなくても充分伝わると思ったのは。 この芝居、そのほとんどを主人公の無言の中で女一人の孤独をこれでもか、これでもかって感じで語られる。いわく、留守電が一件もない、ファックスもない、仕事は忙しく誰がやっても同じ、メールも一件もない….わかる。わかりすぎるほどわかるけど、その姿を延々見せれる必要はないぞ。恐らく東京に暮らす今回の観客の9割は、そのいくつかのポイントを見せられるだけで、状況を把握できるぞ(この荒涼感をまったく経験のない人は多分いないぞ)と思っていた。
だから、見ている側としては、その向こうにある何かを求めてしまう。が、その何かがない。
寂しさと荒涼とした一人暮らしの何かから….何かが生まれる或いは壊れる姿を求めるのが観客だと思う。それがない。もうちょい….なんだけど….

「ヨガばばぁ」

これはシンプルだった。話も内容も。ヨガのポーズ見てるだけで時間が過ぎて行く。それでいて(老婆に見えないところに問題があるものの)老婆の幸福感とそれに紐づく「欲望」が垣間見えて….でも、印象に残るものではない。あくまでもインターバル

 

「トマト女3」

結局、これが一番面白かった。ストーリー的にも起承転結というか起伏があるし、一人芝居にありがちなだらだら感がないし….

特に、関西弁で平凡な幸福感一杯の女性を演じつつその向こうに垣間見える、旦那の不倫相手に対する幸福の誇示とか、実は狂気の産物と思われる芝居の全体感とか...ちょっとずつみえてくる背景が怖くって良い。

でもね。ちょっと長すぎ。個人的には半分くらいのところで切り上げていただくと、「すっげぇー」で終わってよかったのですが、半分くらいから「あきてきたぞ。この調子にそろそろ….」といううちなる声が聞こえ始めてしまうのです。

でも、作者であり役者のおぎゅうさんのうまさは余すところなく堪能した感じ。

また、この芝居の初めにあったダンスもかっこよくっていい。単独で見たい感じ。

 

演奏と芝居の絡みは難しいが、なんかうまくいっている感じ。

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