[劇評]ザ・ニュースペーパー「ニュースを◯◯る」@本多劇場

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前回は、素直に笑えたのだが、今回は前回に見て以降の事件が重過ぎて素直に笑うことができず、考えさせられることが多かった。この劇団の芝居を心から楽しんでみることが出来るためには、世界がもう少し平和にならないと….と思った。

劇団 ザ・ニュースペーパー
題名 ニュースを◯◯する
公演期間 2001/12/28~2001/12/28
演出 杉浦正士/寺田純子/ザ・ニュースペーパー
出演 渡部又兵衛、諏訪園親治、蘭丸陽一、濱田マ助、松下アキラ、福本ヒデ、黒江圭太、竹内康明 他
本多劇場(下北沢)
観劇日 2001年12月28日(マチネ)

今年の最後の芝居は、一年を総決算するようにニュースペーパーになった。

 

松下アキラ扮する小泉首相の国会演説は、ますます面白くなっている。笑い転げてしまう。しばらくは、このネタが最大の見所ではないかなぁ。

 

あまりにも、事件が多いせいか、思っていた事件が全て取り上げられていたわけではなかった。それでも、直近の不審船事件が取り上げられていたのにはおどろいた。NPの面目約如といった感じ(最初、セットまであることに驚いたが、自衛隊の戦時派遣ネタの為のセットの転用だということがあとでわかった。)

 

狂言と狂牛をひっかけた狂言仕掛けの狂牛病騒ぎのコントは、もう一つの狂言がらみの今年の騒ぎ「和泉さんちの奥さんとおかあさん」のネタが絶対あるに違いないと構えていて逆に肩透かしを食らった。

 

世相を移すニュースペーパーも今回ばかりは、ネタ(事件)の多さにこまったのではないだろうか。そのせいかひとつひとつの突込みが深くないような気がした。自衛隊の派遣ネタとかもう少し突っ込むというかひねりがあった方がうれしかったんだけど。

 

途中で、ゲストをよんでのトークは不要に思えた。観客は、ニュースペーパーの視点で事件が捉えられるものをみたいのであって、評論家の意見を聞きたくて行っているわけではない。

 

ニュースペーパーがネタにこまるような年に次のニュースペーパーを見るときまでになっているといいのだが….

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