小劇場ホラーの傑作「人間風車」が楽しみ

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東京千秋楽を観劇!感想記事を書きました!(2017/10/13 追記)

[劇評]PARCOプロデュース「人間風車」@東京芸術劇場 プレイハウス(池袋)

近づいてきたので、過去のキャストをまとめてみました。そちらもどうぞ!(2017/09/19追記)

13年ぶりに後藤ひろひとさんの戯曲「人間風車」が、この秋上演されます。

PARCO & CUBE 20th. Present「人間風車」が、今秋、東京・東京芸術劇場 プレイハウスほかにて上演される。
本作は、1997年に後藤ひろひとが遊気舎に書き下ろした“童話ホラー演劇”。2000年にはG2演出のもと、東京・PARCO劇場にて再演され、生瀬勝久、斉藤由貴、阿部サダヲ、八嶋智人、大倉孝二が出演して話題を呼んだ。また2003年版キャストには、永作博美、入江雅人、河原雅彦らが名を連ねている。

 今回の公演は、4回目の再演になりますが、僕は最初の2回をみたことがあります。

 この脚本とても好きです。

小劇場の舞台では、珍しいホラーもので、特に最初に見た遊気舎版が、話の展開を知らなかったがゆえもありますが、ゾッとするシーンが結構あり、そういった後味のある舞台が他にあまり経験がなかったので、気にいり、再演に足を運んだという経緯があります。

 当然、話の筋も覚えてるし、どういう結末だったかも分かっているのですが、改めて、再演されるのであれば、またみたいと思える数少ない傑作戯曲なのです。(個人の感想です)

(2003年版を見損ねたのは、単純に仕事が当時忙しかったという…orz

人間風車という題名の意味は…

とてもインパクトのある題名ですが、これプロレス関係者にはとても馴染みのある言葉のようです。 (ビル・ロビンソンというレスラーの異名らしい。リンク先はWikipediaです。)
主人公の(売れない)童話作家が作る童話がなぜか、全てプロレス用語(プロレスの技とか、レスラーの異名とか)というところが、多分この話の面白ポイントなのですが、僕は(同世代の男にしては珍しく)プロレスにまったくはまらなかった人なので、そのへんの面白さは全然ついていけなかったのもよく覚えています。

キャスティングで、半分くらい決まる芝居だと思う

実は、この脚本はものすごく難しい役が、二つあってどちらも男優の役です
主役の平川(今回は、成河さんがされます)の難しさは、語りの技術がとても必要と言うこと。主役は童話作家という設定で、かなりモノローグというか、物語を語って場を持たせる力が、ないと出来ない役です。

 でも、それが出来る役者さんはいるにはいるに違いありません。成河さんの演技は未見ですが、数々の舞台をこなされているかたですし、そこら辺はあまり心配していません。

 恐らく名作でありながら、この戯曲が、13年近く再演されなかったのは、もう一つの男性の役を出来る人がなかなかいなかったからだと思っています。

大人と子供の二面性を演じる究極のカメレオンを要求される難役サム

PARCOプロデュースのとき、その難役に挑んだのは、阿部サダオさんでした。
大人計画の舞台をあまり見てなかった私は、2000年当時まで、あまり阿部サダオさんの事を知らなかったのですが、この芝居で彼の凄さを思い知りました
あんな役をやれる人が、正直思いつかず、きっとそれがこの舞台の再演の障害だったのではと思っています。
(ちなみに、今回の演出をする河原雅彦さんは、僕のみていない3回目の再演時にその役をやっています。)

今回はその役をどうやら加藤諒さんがやられるようです

 今回の演出自らが過去に挑んだ難役だからこそだと思いますが、このキャスティングは期待できます
 加藤諒さんについては、僕はバラエティでしか見たことはないのですが、独特の雰囲気は過去に見たいずれのサムよりも謎に道なこの役をやっているイメージが湧きます。

  勿論、子役出身ということもあり、舞台の経験もありそうです。しかし、独特の彼のキャラクターがサム役にハマるととても怖い話になりそうです。

新生「人間風車」は、歴史を変えるか

以上のように人間風車は、配役によってかなりの印象が異なる舞台です
そして、今回の配役は結構期待できそうです。
4度目の人間風車(僕にとっては3回目ですが)、何とかチケットを手に入れたいところです。夏頃発売とのこと。

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