[劇評]渡辺源四郎商店×おきなわ芸術文化の箱「ハイサイせば〜Hello-Goodbye〜」@こまばアゴラ劇場(こまば東大前)
初めて足を運んだ渡辺源四郎商店の「ハイサイせば〜Hello-Goodbye〜」は、方言の豊かさのあるこの国の幸福を感じ、戦争と沖縄が置かれた(置かれ続けた)本土との確執と差別の現実にこの国の不幸を感じる非常に考えさせられ…
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2018.01.08 清角克由
初めて足を運んだ渡辺源四郎商店の「ハイサイせば〜Hello-Goodbye〜」は、方言の豊かさのあるこの国の幸福を感じ、戦争と沖縄が置かれた(置かれ続けた)本土との確執と差別の現実にこの国の不幸を感じる非常に考えさせられ…
2017.12.19 清角克由
大森カンパニープロデュースの「いざなひ」は、コンセプトである「人情喜劇」に違わぬ笑えるところが随所に散りばめられながら、「ほろっと」と泣けるウェルメイドな物語でした。誰にでもオススメできる安心できる舞台でありながら、少し…
2017.11.29 清角克由
燐光群の「くじらと見た夢」は、いつものように膨大な取材に裏打ちされた情報量に富む考えさせられることが多い舞台でした。一方で、群像劇であるが故か、個々のキャラが立っておらず、スタッフワークも地味だったこともあり、観劇後の高…
2017.11.25 清角克由
こまつ座の「きらめく星座」は、戦前の暗くなる世相の中で、歌謡曲と笑いを通して庶民の生活を映し出す舞台。演劇賞を受賞した秋山菜津子さんが従来のイメージと大きく異るコディエンヌぶりを発揮して舞台を引っ張るのが印象的でした。こ…
2017.11.06 清角克由
まごころ18番勝負の「汝、公正たれ」は、演劇という範疇に収まっていない新感覚のライブエンターテイメントと呼んでも差し支えないほどの不思議な経験をさせてくれる舞台です。 劇団 まごころ18番勝負 題名 汝、公正たれ Let…
2017.10.22 清角克由
月刊「根本宗子」の「スーパーストライク」は、4人だけの舞台とは思えない濃密な舞台です。2時間の上演時間はあっという間にすぎました。根本宗子さんの脚本が、思った以上に計算され尽くされていて展開の推移から目が離せません。四人…
2017.10.13 清角克由
楽しみにしていたPARCOプロデュースの「人間風車」は、過去の作品とくらべても演出もよく、より「恐怖」を感じさせるとても良い演出でした。劇場を小さくすると興行が厳しくなるのはわかりますが、もっと小さな劇場で、役者の近くで…
2017.10.12 清角克由
大森カンパニーの「更地」は、何度も見ている気になっていまいしたが、5年ぶりくらいに伺った舞台でした。サラの舞台(更地)上で繰り広げられれる様々な世界感と物語に圧倒され、笑わされっぱなしの時間が続きました。この幸せな時間が…
2017.10.02 清角克由
劇団☆新感線の「髑髏城の七人(風)」は、いわば『正調』髑髏城の七人。初めてこの作品を、見る人にはこれが一番わかりやすい作りだったと思います。カメレオン俳優松山ケンイチの面目躍如の二役配役も当たりでした。殺陣シーンの充実も…
2017.09.14 清角克由
「愛しのドラム〜ザ・フルーツ2〜」は、この前作にあたる「ザ・フルーツ」にてドラマー役で出演していた井之上隆志さんが3月に急逝されてしまった後の、新作舞台。出演していない井之上さんを一番感じる物語で、「ゴドーを待ちながら」…