「罫線を撲滅したい」
この気持ちとてもよくわかります。
日本は文書のほとんどが、最近まで手書きだったのに対して、欧米ではコンピュータの導入前も公文書はタイプで文章を打つのが普通だったから、罫線への拘りがないのでしょう。罫線ない状態で手書きすると、特にお役所の様式なんてどこに何かいていいんだかわからなくなっちゃうような気がします。きっと、私の親世代なんて、ビジネス文書を作成するときにきちんと定規とかをつかって文章を作成していたんだろうなと思います。
私なんかがSE始めた頃は、ちょうどオフィスのOA化が計られていてお客様もワープロとかを少しづつ使い始めた頃、定型帳票といわれるお客様がそれまで手で作成していレポートをシステム化するときに往生したのが、罫線の扱いでした。
いっそ罫線なんかなくったって見やすく情報をブロック毎にまとめればわかりやすくなるはずと思って、大幅に罫線を減らしたデザインを提案したときに表題のお言葉を頂いたわけです。
今となっては懐かしい思い出ですが、相変わらず日本の文書って罫線が好きだよなぁとつくづく思います。
職場では、過度なExcel文書へのこだわりとかもありますが、あれなんかも元を正せば罫線がある画面に文字を入力するのになれている日本人の性向にフィットしているだけかもしれません。
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