僕自身は海外に行く時にその土地々々の舞台作品を見るのが楽しみだったりします。ニューヨークに一週間滞在した時には、9本のミュージカルをみるという事もしたことがありますし、ベトナムに言った時には、水上人形劇を見に行きました。
わたしの周囲も(特殊な環境であることはよく理解していますが)韓国へのミュージカル観劇にいったり、ニューヨークにトニー賞の授賞式の時に必ず行く強者が多数おります。
一方で、日本の劇場で海外の方らしき方に出会うのは非常に稀です。
観光資源として、日本の演劇をもっと目立たさせる方法は無いだろうか?
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東京演劇は、上演数では負けない
シアターガイドや、カンフェティ、なんかを見たり、演劇を見に行ったりして膨大な公演数が毎月、毎週町のどこかでやられている状況を見ると思うのですが、これほど大小様々な芝居が街中で行われている例はあまりないのではないでしょうか?
わたしが過去に訪れたことのある街ニューヨークは、ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイを全部足しても、東京の下北、渋谷、新宿、池袋の数とトントン程度しか上映されていなかった印象がアリます。(誰か数値データ分かる人・・・・教えてください)
ロンドン、エジンバラあたりで、フェスティバルとかになるとちょっとかなわなかいかもしれませんが、日本だとフェスティバルとか関係なしに多数上演しています(今、Corichiで数えたら52あった)
膨大な演劇コンテンツが日々生産され(かつ消費されている)市場qを、年々増大する外国人観光客に知ってもらう機会をそろそろ考えてみてもいいのではないだろうか?
最大の壁は言語?それを乗り越えるには?
こういった場合に、参考になりそうな例は、韓国ミュージカルの「NANTA!]や、今日本公演中のフエルサ・プルータなんかは、外国人に受ける要素を意識的に取り込んでいる。体感型かつ無言劇だ。
僕自身、海外で舞台を見た時に無言劇にあたる舞台はピントきやすくて面白かった。(超ロングラン公演をしていた「ファンタスティクス」やめくるめくダンスが鮮烈な「コンタクト」がそうでした。フエルサ・フルータの前身みたいな作品 ヴィシャヴィーシャもそうでした。)
日本にもある世界に挑戦するマイム&マジック
そういった中で、京都のArtComplextが主催してロングラン公演をしている「ギア(V2.0) (V3.7)」は小劇場でありながら、意欲的な作品展開をしています。
京都でやっているということで、ちょっと見ることができていないのですが、キャストが日々変わりながら上演するロングラン形式で公演をしていて、セリフがまったくなマイムとダンス、そしてマジックでお話が進んでいくようです。
当日券半額、外国人だけなのがちょっと残念ですが、これからこういうサービスが増えていくといいなぁと思います。
これなら(僕が経験した、NANTA!やコンタクト同様)外国人にも受け入れられ安い作品になるかもしれません(出来がそもそも良いことも必要ですが)
でてこいや!グローバルスタンダード小劇場
日本の演劇シーンの一つの特徴として、外国でメジャーな作品を日本独特の演出で蘇らせている例も多々あります。そういう作品も、外国人にとってはとっつきやすい部分があるかもしれないと思ったりします。
そういった作品を集めた演劇祭のようなイベントだれかやりませんか(←お前がやれよ。。。。と思わなくもないのですが)
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