[劇評]ショーGEKI 大魔王「サンゴクシ」@スペース・ゼロ

広告

劇団 ショー劇 大魔王
公演期間 2013/11/16~2013/11/24
演出 羽広克也 羽広克也
出演 鈴木とーる、内堀克利、七枝実、宮脇健、吉川亜州香、廣田朱美、おのまさし、佐藤修二、辻崇雅、山本諭、竹内美保、きくまる、城龍汰、和久井友哉、二ノ宮理沙、岡本崇、丹羽亜友美、秋山卓也、高倉良文、巽徳子、松田明典、小宮凜子、大河内美帆、佐藤元、宮城剛、中島妙子、重光、鈴木莉菜、村田智哉子、丹治泰人、小林将大、miotchery、阿部佳美、あつざわまり、hiroco、yackey、マミタス、沼田光仁、濱屋純、鈴木眞実、山崎圭一郎、加藤雄太、梓友笑、高橋奈緒子、生江美香穂、梅原由華、川部真未、子安真理、城内武、島津剣斗、天野祐介、今村実央、佐藤奨太、江口仁琢、渡辺擁、宮森右京、永田直人、亀井賢治、片山量太、服部泰之、坂井美穂、鈴木海、土許麻衣、山下莉奈、若目田真琴、高橋京香、齋藤ひと美、小林沙和子、浅井映里香、武井彩花、勝部愛子、船戸ゆり絵

 

サンゴクシ72名もの出演者が舞台上に揃う。踊り、歌い、戦う。けして小さな劇場ではないスペースゼロの舞台上に息詰まるようなボリュームのある舞台にただただ感嘆した。

ただ、舞台を見ているのに「発表会」を見ているような違和感を感じ続けた。出演者が多すぎて、どうしても個々のキャラクターやドラマが弱いせいかもしれない。

<物語>

サンゴクシ(三獄死)・・・それは近未来、地下世界(一日の七割が闇に包まれる世界=ナナヤミ)に閉じ込められた者達が願う覇を争う物語

 

<感想>

劇場に入って、キャストのリストをもらって見て、改めて出演者の多さに驚いた。スペース・ゼロはけして小さな劇場ではないかが、それにしても多いなぁ。と思っていた。

のっけから歌と踊りの大迫力。近くに見える人も遠くにいる人も表情豊かにそして真剣。なんか一生懸命さがめちゃくちゃ伝わってくる。しかも、ひとりひとりの動けるスペースはすごい狭い…その中で、踊っている。

これだけの人数がいて、芝居として成立するのかなぁという危惧は、半分あたり半分はずれました。

思った通り、主役級の方々でさえも、彼らがどのような背景事情や思いでそのストーリーが展開されているかということを窺い知り、感情移入できるほどの演技を見ることはできませんでした。そんなことしてたら、このお芝居6時間コースとかに突入していたのだと思います(笑)

が、一方で、設定等の工夫でその辺のストーリーが薄っぺらになるのをうまく防いでいたと思います。一つは、記憶を失った人々のストーリーとしているため、過去語りがあまりない説明になっています。そして何よりも、三国志をベースにしたストーリーであることが役だっているように思いました。

有名な「三国志」の登場人物名をキャストにつけることで、見ているこっちとしても「あぁ、こういうキャラクタなんだろうなぁ」とか、「あぁ、ここはちょっと設定を変えているなぁ」とか勝手に脳内補完してみていました。

おそらくそれは、出演している役者さんにとっても同じじゃないかなぁと思います。そのせいか、無理やり一人ひとりに見せ場をつくるような演出もなくて、全体にストーリーがうまく展開されていたのだとおもいました。

結果として、3時間という長丁場もそれほど長い時間と感じることなくうまくストーリーにのって楽しむことが出来ました。

そしてそのエンターテイメント性を裏打ちするダンスや殺陣はすごくレベルが高いものになっていました。特に殺陣は、これだけの人数であの舞台上でやっているとは思えないほど迫力のある処がありました。

見たのは、24日の楽日の公演。「楽日補正」がかかっているのかもしれませんが、これだけのエンターテイメントを見ることができるとは思っていませんでした。

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です