地元スコットランドの劇団の公演。有名作品のようですが、僕は初見。英語がほとんどわからずストーリーを追うのに相当苦労したが、テントのような劇場での16人の生バンド付きのミュージカルは、十分にフェスティバル感を味わうことができた。
劇団 | Captivate Theatre(公式) | ||||
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題名 | Oliver! | ||||
公演期間 | 2016/08/13〜2016/08/15 | ||||
作 | Lionel Bart | 演出 | |||
出演 | |||||
劇場 | The Foumous Spiegeltent( UK) | ||||
観劇日 | 2016/08/12(マチネ) |
目次
<Description>
(from edfringe.com)
Captivate Theatre brings Lionel Bart’s timeless musical to life. Featuring a large cast and a live 16-piece orchestra, you’ll be left wanting more! ‘A truly incredible piece of theatre which is able to hold the audience… and finish with what may be the best deserved standing ovation at the Edinburgh Festival Fringe’ (TheReviewsHub.com, Les Misérables 2015). ‘Wonderful and impressively professional… staging, lighting and costumes were all spectacular… thoroughly entertaining and enjoyable night’s theatre showcasing some highly impressive talent in all areas’ (EdFringeReview.com, Oliver!, 2013).
<感想>
■英語が‥
小手調べ程度の軽い気持ちで見に行ったのですが、見事に英語が聞き取れずこまりました。
ほぼ、九割理解できない状況。一緒に見に行った連れに休憩時間に解説してもらうことでようやく付いて行きました。
最後はいいとこの子供とわかるオリバーの英語がとても綺麗で他のキャストの英語は発音が少しクセがあるから‥とか思っていたが、それ以前に全く聞き取れない
イギリス英語になれていないのか。単に、英語を聞く力が完全に衰えたのか、ちょっと前途多難。というか自信喪失気味。
■思った以上に本格的。子役がかわいい。
Fringeのミュージカルって初めて見たのですが、素人劇団的な所がやっているかと思いましたが、思った以上に本格的でびっくりしました。
タイトルロールのオリバー・ツィスト役の子、金髪碧眼でかわいいです。でも歌が稀に調子外れ。周りの子供の中には歌や演技がうまい子がいることを思うと、顔で選ばれたのではと勘ぐってしまいます(このページのアイキャッチのポスターの中心の子です)
なお、ヒロインのナンシー役は、可愛い感じじゃないです。ちょっとぽっちゃりで大迫力な女の子。声量と歌唱力が高いです。ちょっとハスッぱなところもありますし、ダメな男に流されながらも、最後は主人公を助ける的な男気があるあたり、かわいい感じというよりも、ちょっと迫力のあるこんな子の方があっているかなと思いました。
スリ仲間のドジャー役の子は、大人びていてそれでいて可愛らしいうまい子役さんでした。その他子役は本当にたくさん出演。地元ならではの動員でした。
■フェスティバル感満載!で大満足。
劇場は、エディンバラのニュータウンと呼ばれる地域の真ん中にある公園(St.Andrew Square)の真ん中に建てられたテント小屋。
なのに生バンド。劇場全体を使った演出。飲み物持ち込み自由。フェスティバル感満載。
生憎の雨で、テント屋根を打つ音が響くのも、風に少し揺れるのもなかなか
寺山修司が、サーカスのテントをヒントにテントで芝居を打つアイデアを生み出し云々という話を昔読んだ気がするが、ここではこんな風に気軽にテントで芝居が行われてきたのでい他のではないかと思いました。
ラストは悲しい感じで、終わりましたが、カーテンコールは子役全員集合の大合唱。ミュージカルっぽく、微笑ましい終わり方で気持よく見終わることができました。
[…] [海外劇評]Captivate Theatre「Oliver!」@The Famous Spiegeltent […]