読売演劇大賞が発表されました。私が見た舞台も優秀賞に含まれていましたが、大賞を受賞されたのは、2014年に審査員特別賞を受賞した劇団チョコレートケーキでした
2013年に初演された「治天の君」が、読売演劇賞にノミネートされたことで僕もこの劇団に出会いました。そのため、この劇団が遂に大賞を受賞したことには個人的にとても感慨深いものを感じます
残念ながら、地方在住の身になったため、昨年のこの戦争6部作を見ることが叶わなかったのは残念ですが。その他、注目作が受賞しているので、一気にまとめたいと思います
以下の記事は、読売新聞の以下の記事を参照しています
目次
最優秀作品賞＝「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」
劇団チョコレートケーキの作品です。タイトルの通り、再演作も含めた以下の六篇を一気に上演するという劇団の規模を考えるとかなりチャレンジングな企画でしたが、ウクライナにおける戦争を背景とした世相にマッチした企画だったと思います
2022年の8月に東京芸術劇場で上演された6編は以下のラインナップでした
- 『追憶のアリラン』（2015年初演）
- 『無畏』（2020年初演）
- 『帰還不能点』（2021年初演)
- 『ガマ』（新作）
- 『〇六〇〇猶二人生存ス』（2014年初演）
- 『その頬、熱線に焼かれ』（2015年外部初演）
この中で見たことがあるのは、2014年の短編『〇六〇〇猶二人生存ス』だけです…えっと本当に好きなんです。劇団チョコレートケーキ！ただ、なんかタイミングが合わないorz
その感想は以下です
演劇感想文リンクでは、昨年の上演作全てについて感想を読んでいただくことができます
追憶のアリラン＠シアターウエスト
無畏@シアターウエスト
帰還不能点@シアターイースト
ガマ@シアターイースト
# 〇六〇〇猶二人生存ス／その頬、熱線に焼かれ@シアターイースト
短編なので2本立てでした
最優秀男優賞 段田安則さん 「セールスマンの死」「女の一生」の演技
段田安則さんの舞台は、夢の遊眠社の時代から見ています。安定感がありつつもエキセントリックなこともあり、安心してみていられる役者さんですね
受賞の対象となった「セールスマンの死」は演劇感想文リンクで感想を読んでいただくことができます
2022年の再演版の「女の一生」は、演劇感想文リンクに収録されていませんが、2020年版は以下の記事で感想を読めます
最優秀女優賞 上白石萌音さん 「ダディ・ロング・レッグズ」「千と千尋の神隠し」の演技
上白石さんはテレビではよく見る女優さんですが、舞台は未見です。千と千尋の神隠しはかなり話題担っていたと記憶しています
受賞対象となった「ダディ・ロング・レッグス」「千と千尋の神隠し」は、演劇感想文リンクで感想を読んでいただくことができます
最優秀演出家賞 五戸真理枝さん 「コーヒーと恋愛」「貴婦人の来訪」「毛皮のヴィーナス」の演出
五戸さんの舞台はまだ未見ですが、文学座に所属している演出家さんです
喜びの声が、同じく読売新聞社のサイトで読めます
受賞対象となった 「貴婦人の来訪」「毛皮のヴィーナス」は、演劇感想文リンクで感想を読んでいただくことができます（「コーヒーと恋愛」はありませんorz)
最優秀スタッフ賞 前田文子さん 「レオポルトシュタット」「薔薇とサムライ２―海賊女王の帰還―」の衣装
読売演劇賞では、スタッフもキチンと賞が用意されているのは素晴らしいと思います。
受賞対象となった## 「レオポルトシュタット」「薔薇とサムライ２―海賊女王の帰還―」は、演劇感想文リンクで感想を読んでいただくことができます
杉村春子賞 大原櫻子さん 「ミネオラ・ツインズ」「ザ・ウェルキン」の演技
大原櫻子さんは、日本レコード大賞の新人賞も取られているシンガーソングライターです。私は、メタルマクベスのDisc2でマクベス夫人をやられていたので初めて知りました。未見です。
受賞対象となった「ミネオラ・ツインズ」は、演劇感想文リンクで感想を読んでいただくことができます
芸術栄誉賞 草笛光子さん
昨年の大河ドラマでも印象的な役を演じていらっしゃいました。
選考委員特別賞 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」
実はハリーポッターって、小説も映画も全然食指が動かず未だ見ていません。まさか、ロングランミュージカルまで発展するとはと少々驚いております😯
勿論、演劇感想文リンクでも感想を読んでいただくことができます
優秀作品賞 3作品
「阿修羅のごとく」「猫、獅子になる」「ライカムで待っとく」
優秀男優賞 4名
片岡仁左衛門さん、坂本昌行さん、田代隆秀さん、廣瀬友祐さん
優秀女優賞 4名
音無美紀子さん、長野里美さん、望海風斗さん、森尾舞さん
優秀演出家賞 4名
稲葉賀恵さん、加藤拓也さん、木野花さん、眞鍋卓嗣さん
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