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■なんか、定期的に訃報を書いている気がします。
今年は演劇関係以外でも、ビックリするような大物がなくなっていっていますが、演劇界においてもまたまた印象に残っている方でした。
代表作のアマデウスやエクウスなど、パッとその方の作品名がいくつもあがる外国人の作家さんは、僕はシェイクスピア以外だとこのかたくらいです(いや、不勉強ではあるのですが)
■演劇感想文リンクには、3作品。
演劇感想文リンクには、以下の3作品がリンクされています。
2011年上演 松竹「アマデウス」
2006年上演 劇団四季「ブラックコメディ」
2000年上演 PARCO劇場「レティスとラベッジ」(劇評読めません)
国内での上演はもっとたくさんあった気がします。
■僕にとって強烈に印象に残っている作品は、「ピサロ」
1985年にPARCO劇場で上演された「ピサロ」という作品に、僕はとても思い入れがあります。原題は、「Royal Hunt of the Sun」
しかし、私にとってもっとも印象的な彼の作品は、余り有名な作品ではないこの作品でした
PARCO劇場のサイトにお芝居の情報が載ってました→「ピサロ/公演情報」
山崎努さんと渡辺謙さんで演じられた舞台の脚本です。私、この作品見てはいません。
大学の図書館で、自分たちで上演できそうな舞台脚本を探していて、読んだ脚本でした。
あたりまえですが、こんな作品を上演できるはずもなく、他のもっと現実的な脚本を読まなきゃと思いながらも、古代インカ帝国と荒くれ者ののピサロの対比が面白く夢中で読み終えてしまった作品でした。
今改めて調べると、翻訳は伊丹十三さん。演出は山崎努さん自らという伝説の舞台だつたよし、うーんみたかったですが、上演当時は、演劇すら知らなかった地方の高校生。無理ってもんです。はい
既に映画で見ていた「アマデウス」におけるモーツァルトとサリエリのように、こういう対立関係をうまく使ったストーリーが素敵でした。
とにかく、ストーリーに魅せられて、いつか自分で演出したい、それがダメでも上演されるなら是非とも観たいと思ってきた作品でした
残念ながら、その後この作品が、上演されることもなく(知らないだけかもしれませんが)、もちろん自分で演出なんてすることもなく今に至ります。
思えば、ずいぶん無謀な事を夢想していたもんだ。念のためですが、私はただの演劇好きのおじさんです
深くご冥福をお祈りします。
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