[劇評]こまつ座「きらめく星座」@紀伊国屋サザンシアター(新宿)
こまつ座の「きらめく星座」は、戦前の暗くなる世相の中で、歌謡曲と笑いを通して庶民の生活を映し出す舞台。演劇賞を受賞した秋山菜津子さんが従来のイメージと大きく異るコディエンヌぶりを発揮して舞台を引っ張るのが印象的でした。こ…
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2017.11.25 清角克由
こまつ座の「きらめく星座」は、戦前の暗くなる世相の中で、歌謡曲と笑いを通して庶民の生活を映し出す舞台。演劇賞を受賞した秋山菜津子さんが従来のイメージと大きく異るコディエンヌぶりを発揮して舞台を引っ張るのが印象的でした。こ…
2015.05.25 清角克由
こまつ座の新作は、戯曲ではない井上ひさし氏の作品を元にした桟敷童子の東憲司さんによる作・演出。 東憲司さんらしい、アングラ的な演出が随所に見られ、楽しめたものの、15分の休憩を挟んで2幕3時間の舞台は、少々冗長さを感じ、…
2007.12.01 清角克由
チラシに書かれたこの公演の案内(ストーリー)があまりにも面白そうだったのですが、その期待を裏切らない傑作でした。戦後の話というイメージから来る暗そうなイメージが主役二人の円生と志ん生で面白おかしく変えられ、それでいてジー…
2007.04.21 清角克由
年配の3人の男性俳優が中心の舞台と思っていましたが、すまけいさんの活躍は思ったほどなく、その分、B作さんと角野さんの丁々発止のやりとりが面白い舞台でした。まいどさんの飄々とした演技が印象に残りました。 劇団 クラクラ・プ…
2006.11.11 清角克由
ヴォードビルの役者さん総出の舞台に、外部からの実力者を数名交えての舞台です。三谷さんの脚本の特徴と言うか「笑い」に拘るその姿勢と、三谷さんが得意と言う製作現場を舞台にしているせいか、何か三谷さんの主張がそこここに含まれて…
2003.05.31 清角克由
テレビでおなじみのキャイーン。実はこういうテレビに出ている人の生のライブって初めての経験。結果的には、漫才→コント→漫才というサイクルで進むが、全体にテンポが悪く、堪能したとはいいにくい状態。 劇団 キャイ~ン 題名 キ…
2002.01.27 清角克由
千秋楽ということもあり、伊東さんが(三宅祐司さんのいうところの)「自由自在」なアドリブを繰り広げ、終始笑い転げた。ただ、本番のコントよりも裏での楽屋トークのほうが面白く感じてしまったのも事実。アドリブが過ぎて、ちょっと長…
2001.12.15 清角克由
ほんとにこういうキャラクターが近くにいると苛立つだろうなと感じながらも、自分の経験の中にも「一生懸命やっているのに報われないとき」という経験があるので、その権化のような「田山ツトム」に必要以上の共感を覚えてしまって、芝居…
2001.06.02 清角克由
しつこいまでの観客参加をあおる姿勢は、醒めた現在の観客にも何かを与えたのでは、あるまいか。芝居が終わったとき多くの観客は(僕も含めて)舞台ではなく観客席を見回していたのが印象的だった。 劇団 メジャーリーグ 題名 観客席…