[劇評]熱海五郎一座「静かなるどんちゃん騒ぎ」@サンシャイン劇場

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芸達者なメンバーを揃えてのミュージカル…期待はしていませんでしたが、はっきりいってまったくミュージカルにはなっていませんでした。 辺見エミリさん1人で、歌って踊っていましたが。

劇団 熱海五郎一座
題名 静かなるどんちゃん騒ぎ
公演期間 2006/07/06-2006/07/16
演出 三宅裕司
出演 三宅裕司、小倉久寛、タカアンドトシ、ラサール石井、渡辺正行 、春風亭昇太、辺見えみり
劇場 サンシャイン劇場(池袋)
観劇日 2006年7月8日(マチネ)

伊東四郎一座で、今年は伊東さんが都合がつかないからと、熱海五郎一座という形で公演。(伊東の向こうが熱海で、四郎じゃなくて五郎という理由)

やくざ抗争もので、軽演劇という分野であればありかもしれませんが、ストーリーはありきたりすぎてぜんぜん楽しめませんでした。あくまでも、個々人の芸を楽しむものなのかもしれませんが。

途中で、あったオーラの泉のパロディも頂けないものがありました。三宅さんが目指す軽演劇というのはこういう他の力を借りて笑いを起こすのもありなのでしょうか?テレビ等での作られていない笑いに対してのアンチテーゼとして軽演劇を志向しているのがこの劇団の価値だと思っていたので、この趣向は少し違和感を感じました。

ま、それ以外はめちゃくちゃ楽しみましたが。

特に、元赤信号の渡辺さんの自由さには終始笑わされっぱなしでした。更にラサールさんも出ているこの舞台、なんで小宮さんが出てないんだ?とか思ってしまいました。

今後も期待をしているのですが、やっぱ伊東さんが出ているほうがいいなぁとも思った一作でした。

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