[劇評]東京ヴォードヴィルショー「明日を心の友として」@東京芸術劇場小ホール
再演ということもあり、時代設定/ギャグ共に古い感じが否めない。 話は重層的で、どこか芥川龍之介の「藪の中」を思わせるような構造で面白いのだが、大爆笑という形にはならない。ほのぼのとしたいい話にしては、毒があるし̷…
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2001.11.23 清角克由
再演ということもあり、時代設定/ギャグ共に古い感じが否めない。 話は重層的で、どこか芥川龍之介の「藪の中」を思わせるような構造で面白いのだが、大爆笑という形にはならない。ほのぼのとしたいい話にしては、毒があるし̷…
2001.11.17 清角克由
長い上に、これといった見所がなく、好印象を持ちにくい芝居。 一生懸命にやっているのは、伝わってくるがそれだけではなんともいいようがない。歴史的な事実に基づくからか、脚本の訴えてくるものがなにかこちらの心に迫ってくるものが…
2001.11.11 清角克由
ラッキーにも二回目の観劇。 一度見ているので、笑いのポイントもわかっていて、落ち着いて見ていられた。但し、楽ということもあり、役者達のお遊び部分が増えており期待を裏切られる事は無かった。 劇団 PARCOプロデュース 題…
2001.11.10 清角克由
元唐組、元梁山泊の面々が旗揚げした劇団。両劇団の特徴であるケレン味のようなものを色濃く感じる事ができ、かつ全般に両劇団より若いメンバーが作っているせいか、勢いがあり非常に面白かった。特に主役の二人の存在感はかなり良く、見…
2001.10.21 清角克由
バスケットの試合で、変わるもう一つのストーリーが気になって、再度足を運んだが、結果は前回見たときと変わらず、公演が進んだせいか掛け合いなどの間もしっくりと来るものになっていた一方で、やはりストーリーに無理がある印象は否め…
2001.10.20 清角克由
久々に見た三谷さんの新作。やられた。やられまくった。二時間ほとんど笑いが途絶えることがなく、三谷さんの術中にはまりまくった。芸達者の役者陣の中でも、でずっぱりの八嶋さんの演技が特に印象に残った。 劇団 PARCOプロデュ…
2001.10.14 清角克由
稲荷さんの病気降板もあって、新人大抜擢の芝居。唐さんの出番もかなり少なく結構、世代交代のようなものを感じた。久しぶりの唐組だったが、芝居の雰囲気は昔のままで、ほとんど見ている側のブランクを感じる事がなかった。 劇団 劇団…
2001.10.06 清角克由
途中のバスケットボールの試合の結果で、後半のストーリー(自ずと芝居への出演の役者毎の比率も)が変わるという企画。ガチンコ勝負のバスケットボールの試合は面白かったのだが、制約が多すぎたせいか、脚本がとってつけたような無理の…
2001.09.29 清角克由
3話のオムニバスをバイオリンの演奏等でつなぐような形態。題名の通り(主に女性の)「ハピネス」を何か斜め下方から薄目で見上げるようなストーリーが続く。あと、ちょい..つっこみが足りない気がして、消化不良気味。 劇団 プクプ…
2001.09.22 清角克由
断片的なセリフの連続であり、ストーリーではなく抽象絵画を見せられるような暗い美しさを感じ、感動した。但し、全般にストーリーのスピード感に乏しいが故に、長くなっており見ていてつらい部分もあった。 劇団 燐光群 題名 BRE…