だいぶ、ブログの趣旨と外れている気がしますが。
目次
■過去のブログを整理していたら、八年前の大統領選についての感慨を書いた記事を見つけた。
当時の予想は、クリントンかジュリアーニ。それが、オバマとハツカビー(誰?)になりそうで等々
■当時の心配
オバマなんて奴が大統領になって大丈夫なのかよと当時は本気で心配したものだが、その予測は半分くらいは外れた。(就任前は、もっと反日あるいは日本無視的政策を取ると思っていた)
海外への余計なちょっかい出さなくなったのは良いことと思っていたが、シリアやウクライナ、南沙諸島を見るとそれもなかなか一概に判断はできない。
一方で、広島への訪問やオバマケアの導入など、従来の大統領ができなかったことをやった。
ある意味、中国包囲網といえるTPPもかなり力を入れた(導入されるか微妙だが)
■あれから、八年。大統領選の話題はトランプに集中している。
アメリカの保守を測るのに、僕自身は日高義樹さんの本を結構参考にしている。
日高義樹さんの本
2008年(共和党候補イチオシ)
2012年(共和党ロムニー押し)
ロムニー大統領で日米新時代へ ~2012年アメリカ大統領選を追う~
徳間書店
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2013年(オバマを選択した不幸)
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一転して、2016年トランプ批判
常に共和党よりの彼がここまでだめだしする候補が共和党推薦の大統領候補になったこと自体、共和党の変容の象徴かもしれない。こんなやつダメだろうと思っているが、トランプが大統領になってしまう可能性は高い。それもこれも、オバマ政策の影響かもしれない。
■もっとも期待されていた人種差別の緩和も進まず。
何処かで読んだが、日本人はオバマを弱い大統領だと評価しているが、実はとても、彼は強いらしい。
保守派の反対を押し切って、オバマケアを導入し、任期最後の年になつたが、広島にも来た。彼の政権基盤の強さがなくては成し遂げられないことらしい
それでも、オバマ政権の八年で、もっとも期待はずれだったのは、黒人との融和政策の思ったほどの進展のなさだ。黒人の大統領が出た国でいまだに白人警官による無抵抗な黒人の殺害事件が多発し、それに反発する黒人による白人警官の射殺事件が起きた。
おりしも、ブロードウェイでは建国の英雄ハミルトンを黒人やヒスパニックキャストで演じた舞台が、トニー賞を総なめしたことから、アメリカの意識は変わったのかなと思った矢先の出来事だった。
バリバリの金髪碧眼のトランプが、白人の票を集めて、大統領へ上り詰めるなんてことになれば、こんな傾向もまた逆戻りしてしまうのかもしれない。
そして、アメリカは更に内向きにむかってしまいそうな予感がする。
若い頃から何度も訪れてきたアメリカ。より開かれた文明国としての走り続けてほしいと願うのは、やはりノスタルジックすぎるのだろうか…
(また、数年後この記事を元に、その時のアメリカを語るための、記録として記述)
2016/11/14追記
結局トランプが第45代大統領に就任することになった。オバマの功罪はまさにこの一事が一番大きいということになってしまうかもしれない。(功か罪かはまだ分からないが)
[…] オバマ大統領の功罪、アメリカはどうなってしまうのか? […]