[劇評]フィリップ・ジャンティ「バニシング・ポイント」@ル テアトル 銀座

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人形と人間、光と影の不思議な交錯が相変わらず楽しい。暫く見ない間に増大した日本語の台詞に驚嘆する一方で、なれて期待が高まったせいか、人と人形の魔法のような入れ替わりが減ったような気がして少しがっかり。勿論、見ていない人は必見だと思うが。

劇団 フィリップ・ジャンティ・カンパニー
題名 バニシング・ポイント
公演期間 2004/11/09-2004/11/14
演出
出演 ドミニック・カッターニ,マージョリー・カレンティ,ソニア・エンキン,メレディス・キッチン,スコット・ケーラー,ライオネル・メノー
劇場 ル・テアトル銀座(銀座)
観劇日 2004年11月13日(ソワレ)

【ストーリー】

バニッシングポイント(消失点)とは、絵画なんかでいうところの視線の先、全ての見えているものが一点に集中するポイント。そこをこえた人たちの不思議な冒険譚?

【感想】

久しぶりの舞台。まずは、キャストのとうとうと長い日本語の台詞に驚く。いつの間にこんなに日本語がうまくなったんだろう

不思議な雰囲気の舞台はいつものこと。特に、深海底に沈んでいくように浮き上がる(言葉として矛盾しているがまさにこんな感じ)潜水夫の格好をしたシーンはとてもそれが、現実に目の前の舞台で浮き上がっているとは思えない幻想の光景。

ただ、全体を通すと過去に見たどのジャンティの作品よりもインパクトが弱い気がする。

人形浄瑠璃にその想を得たという人形の利用も巨大な人形の出現のところがちょっと面白かったものの後はそれほど、印象に残らない。

すごくリズミカルでスタイリッシュになった気はするが、その分、過去の公演にあった毒がなくなってしまったような気がする。

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