[劇評]シアターコクーンプロデュース「パンドラの鐘」@シアターコクーン(渋谷)
流石に30年近く芝居を見ていると、再演作に出会うことがあります。その中でも、このパンドラの鐘はとても印象深い作品だったこともあり、今回の再演はとても楽しみにしていました。時間が経って、見た作品は印象が異なる部分が多いなが…
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2022.06.27 清角克由
流石に30年近く芝居を見ていると、再演作に出会うことがあります。その中でも、このパンドラの鐘はとても印象深い作品だったこともあり、今回の再演はとても楽しみにしていました。時間が経って、見た作品は印象が異なる部分が多いなが…
2021.12.28 清角克由
好きな時期の唐十郎の作品ということもあり期待して伺いましたが、巨大な劇場で演じられる物語と長台詞に置いてけぼりをくらい、まったく感情移入できないまま舞台が終わってしまった。 演出が悪いのか、単に劇場と脚本の相性が悪いのか…
2018.04.24 清角克由
出演者/題材ともにとても魅力的だった舞台であるにも関わらず見逃した舞台をWOWOWで観劇しました。当時どうにも足を運ぶのに躊躇した要因は、思ったどおりでしたがそれ以上に出演者の演技が素晴らしく、劇場に足を運ばなかった事を…
2015.01.26 清角克由
てんこ盛りのプロジェクション・マッピングと身体能力の高いダンサーたち(森山未來さん含む)の卓越した振り付けで、絵的には大満足の舞台でした。一方で、特に一幕が全体に山場が乏しい感じがして、のっぺりとした印象になったのが残念…
2008.01.06 清角克由
チケット争奪戦でなんとか取れました。いや、その価値のある素晴らしい舞台でした。初演、再演は同じ作品でしたが、今回はキャストも含め一新されて、生まれ変わり素晴らしい作品に仕上がっていました。ただ、妻夫木さんがよかっただけに…
2007.01.20 清角克由
久々の新作ですが、最近の野田さんの作品の傾向と同じで、少し主張がわかりやすい。確かにわかるけど、もう少しエンターテイメントな作品目指してもよいのではないかと感じてしまう部分もある。宮沢さんのか細さとパワーのギャップに感嘆…
2005.12.10 清角克由
野田さんの舞台にしては、珍しく(ないか?あまり記憶がない)息詰るような緊迫感が全編にあふれる。 松たか子さんのシャープな台詞回し、あまり色身のない舞台装置、様々な椅子だけで舞台を形作る演出手法、何か息をすることさえ忘れそ…
2003.05.11 清角克由
コクーンの舞台を使い尽くした感のある壮大な舞台装置。豪華な役者陣。それでも、大作を見た感がなくコンパクトな芝居を見た印象が残った。コンパクトであるが故に発せられたメッセージが鋭利な刃物のように、僕の心にこの舞台の印象を刻…
2002.09.01 清角克由
1996年のグローブ座で見て以来、二度目の観劇。絵画的ともいえる美しさは、更に磨きがかかり圧巻。6年ぶりに見たことで、前回見たときにあまり記憶に残っていなかった職人達に演技が非常にきめ細かく面白い事に改めて気づいた。 劇…
2001.01.23 清角克由
今世紀の初観劇は、蜷川氏の演出デビュー作の再演。 全共闘時代の印象を色濃く残す芝居で、最近見る芝居とはやはり演出も脚本もかなり違う(好きだけど)。主役級の3人が芝居の全てをひっぱるが、古田さんの演技だけ、一本調子でちょっ…