[映画評]寄生獣

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kiseiju漫画原作の映画にしては、かなり原作に忠実に作成されている。全体に暗い画面の演出も、原作雰囲気をよく伝えている。全体に原作をだいぶ端折り気味で進んだパート1は、パート2(来年4月公開)の序章というイメージが強く、印象に残る映画ではなかったのが残念。

<あらすじ>

ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。「パラサイト」と呼ばれるその生物は、人間の体内に侵入し、脳に寄生して人間をそのまま支配する性質を持っていた。

高校生の泉新一(主人公)は、とあるパラサイトからの襲撃を受ける。間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生、同化してしまう。右手にちなんで「ミギー」と名乗るそのパラサイトは、新一の食事によって生きながらえることから、新一を生かすべく、新一との共同生活を開始する。

 

<感想>

原作漫画のファンで、何度読み返したかわからない作品。そんな作品の映画化ということで、とても期待して行った作品。

期待はほとんど裏切られなかったのだけど、原作10巻に渡る作品を映画で2部作にするために、ストーリーは大分お急ぎモード。村野里美役の橋本愛さんや、島田役の東出昌大さんの出演シーンがびっくりする程少なかったのはちょっと残念でした。

特に、原作で何度も出てきて、その度のやりとりの内容で主人公泉新一の内面の変化が伝わってくる村野の「君、泉新一クンだよね」というセリフがほぼ出てこなかった。わりと好きなセリフ(というかやりとり)だったので、効果的に使って欲しかったなぁと思ったのですが。

そのために、気のせいか、泉新一の成長が映画ではわかりにくくなっているようなきがしました。なんかいきなり強くなっている的な….

次のパート2では、原作でももっとも盛り上がるシーンの目白押し。楽しみにはしている。

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