サイトアイコン 演劇とかの感想文ブログ

[演劇賞]えんぶチャート2016 作品編

先日の俳優/女優編に引き続き、作品編の発表です。ちなみに、過去の1位は2013年「鉈切り丸」(PARCO×劇団☆新感線×森田剛さん)、2014年「ブエノスアイレス午前零時」(PARCO×森田剛さん)、2015年「五右衛門VS轟天」(劇団☆新感線)でした。2016年は、森田剛さん主演の「ビニールの城」があり、劇団☆新感線があり、PARCOプロデュース作品もたくさんありました。さて、今年はどんな作品が1位だったのでしょうか?

目次

作品編は、予想通り!?

1位劇団☆新感線「ヴァン!・バン!・バーン!」

既に、アイキャッチでネタバレしていますが、やはり新感線強いです。強すぎです。3951票という得票数は、2位に600票近く差をつけています。その下ざっとみましたが、1位差でこれだけの票差がついている順位はありません。
去年は、とうとう新感線観に行きませんでした。今年は、1年中やってる「髑髏城の七人」どれか観に行きたいなぁ。(チケット次第)

2位 野田地図(NODA/MAP)「逆鱗」

野田地図も、常連です。1位になれないのは、上演時期が早い(2月〜3月)だかれではないかと思っています。劇団☆新感線と双璧をなす人気劇団です。最近見に言っていませんが….

2016年01月に野田地図(NODA・MAP)が東京芸術劇場プレイハウスで上演した舞台「逆鱗」のレビュー/劇評のリンク集です。この作品は、作/演出ともに野田秀樹さんがしています。1...
逆鱗(2016) | 演劇感想文リンク - 演劇感想文リンク

3位 PARCOプロデュース「恋と音楽 Final」

う、演劇感想文リンクに載っていない…稲垣吾郎さんは演劇界で本当に活躍されていると想うのですが、一方でチケット争奪戦が大変すぎて、中々みれません。前はとれてたんだけどなぁ…

4位 東宝「ナイスガイ in ニューヨーク」

これも、演劇感想文リンクにありませんorz。ニール・サイモンの作品を井上芳雄さんや、愛原実花さんといった俳優/女優編で上位人気だった俳優さんで上演された作品でした。

5位 新国立劇場「ヘンリー四世」 

シェイクスピアの史劇。なかなか硬派な作品です。こんな硬派な作品が(いや他が軟派と言っているわけではありませんが)、上位に入ったのはちょっと意外です。今、出演者とか見直してみると、ラサール石井さんや、有薗芳記さんと言ったちょっとシェイクスピア劇と似つかわしくない(失礼!)ような役者さんが配役されていて、見ればよかったとちょっと後悔。

2016年11月に新国立劇場が新国立劇場 中劇場で上演した舞台「ヘンリー四世」のレビュー/劇評のリンク集です。この作品は、ウィリアム・シェイクスピアさんの作品を鵜山仁さんが演出して...
ヘンリー四世(2016) | 演劇感想文リンク - 演劇感想文リンク

6位 NYLON1000℃(KERA・MAP)キネマと恋人

今年の(というか昨年上演作品に対しての)演劇賞を軒並みかっさらっているケラリーノ・サンドロビッチさんの作品(KERA・MAP #007)。文学賞(第68回 読売文学賞 戯曲•シナリオ賞)まで取った作品です。僕自身は、昔は好きだったのですがある時からケラさんの作品見なくなってしまったのですが、そろそろ見たほうがいいなぁ。

7位東宝ジャージー・ボーイズ

WOWOW勝手に演劇大賞でも、作品賞になった作品。話題作でした。人気のヒットソングをミュージカルに使う手法。ハマると客席と舞台が一体になりますからね。再演あれば、足を運びたいと思えた作品です。

今年も、WOWOWが主催している勝手に演劇大賞2016が発表されました。毎年、こちらで選ばれる作品は、独特で、演劇感想文リンクでリンクされていない舞台が作品賞を取るというある意味、相性の悪い演劇賞(とはいえ、確かに人気作品なのですが)ですが、今年はようやく感想文リンクにおける人気とこの演劇賞の大賞作品が一致しました。 作品賞はは野田地図「逆鱗」と「ジャージー・ボーイズでしたこの賞は、ストレート部門とミュージカル部門に分かれているのが特徴ですが、両方の作品とも、演劇感想文リンクでは、劇評数が多く、アクセ...
[演劇賞]WOWOW勝手に演劇大賞2016作品賞は、「逆鱗」「ジャージー・ボーイズ」 - 演劇とかの感想文ブログ

8位 演劇集団キャラメルボックス君がいた時間、僕のいく時間

こんなに人気があるのに何故か演劇集団キャラメルボックスを見に行ったことのない私。しかも、この作品の原作は梶尾真治さんの「クロノス・ジョウンターの伝説」。実は、昨年十数年ぶりに梶尾真治さんの作品「怨讐星域」を読んだ勢いでこの原作も読んでおり、結構面白かったです。次あるときは、観に行きます。きっと。

■梶尾真治さんの十年にわたる連載の書籍化。面白いらしいという雑誌か何かの評判を読み、手に取りました。(電子書籍だけど)梶尾真治さんと言えば、「黄泉がえり」など映画化作品もあるベテラン作家さんですが、僕はかなり久しぶりに読んだ作家さんです。前に読んだのは多分三十年くらい前に読んだ「地球はプレインヨーグルト」という作品。味覚が言語の異星人とのファーストコンタクトもので、斬新な設定が印象的でした。何故それならば以降読んでないかというと‥アイデア倒れというか、アイデアの斬新さばかりが印象に残る一方で、...
[書評]梶尾真治「怨讐星域」 - 演劇とかの感想文ブログ

9位 東宝王家の紋章

聞くからに、少女漫画っぽい題名と思ったら、本当にそうでした。今流行の2.5次元ミュージカルの一つですね。とはいえ、そこは東宝、キャストも劇場も超豪華。さすがのランクインです。

10位 CATプロデュースクレシダ

平幹二朗さんの最後の舞台。あの存在感を二度と見れないと想うと今でも残念です。若手の役者さんとの共演でその演技を存分に発揮されていたようです。見たかったですね。

ちなみに、森田剛×宮沢りえビニールの城」は…

11位でした。惜しい。でも、やっぱり人気作だったんですね。(「ビニールの城」は31年ぶり(初演1985年)の作品ということで、一時期は演劇感想文リンクの1985年の公演の感想文を読むためのアクセスを集めました。ちょっとびっくりしました)

終わりに

…また、トップ10の作品は何も見ていないことになってしまいました。若干、小劇場方面に観に行く舞台を振りすぎているかもしれません。
ちなみに私が見た作品の中で、ランクインしていたのは、以下の4作品です。
96位 劇団チョコレートケーキ治天ノ君
256位 DULL-COLORED POP演劇
455位 星屑の会星屑の町
474位 朝劇西新宿恋の遠心力

さすがにほぼ無名だったこの劇団を一気にスターダムに押し上げただけのことのある『凄い』作品でした。題材の卓抜さ、役者の役への集中度、そして松本紀保さん。印象深い傑作でした。明治から昭和にかけての歴史の重みを感じる事ができました。劇団劇団チョコレートケーキ題名治天ノ君公演期間2016/10/27〜2016/11/06作古川健演出日澤雄介出演大正天皇嘉仁:西尾友樹 貞明皇后節子:松本紀保明治天皇睦仁:矢仲恵輔 昭和天皇裕仁:浅井伸治有栖川宮威仁:菊池豪 原敬:青木シシャモ牧野伸顕:吉田テツタ 大隈重信:佐瀬弘幸四竈孝輔:岡...
[劇評]劇団チョコレートケーキ「治天ノ君」@シアタートラム - 演劇とかの感想文ブログ

タイトルからはまったく内容を推測することができない舞台でしたが、見終われば確かにこれは、演劇でした。劇団DULL-COLORED POP題名演劇公演期間2016/5/14〜2016/5/29作谷賢一演出谷賢一出演 谷賢一、東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、百花亜希、井上裕朗、小角まや、渡邊りょう、中田顕史郎劇場王子小劇場(王子)観劇日2016年5月21日先日、「ダルカラのエンゲキがタノシミ」ってエントリーも書いたので、王子小劇場という劇場名では最後の舞台になるDULL-COLORED POPの「演劇」を見てきました。以下、ネタバ...
[劇評]DULL-COLORED POP「演劇」@王子小劇場 - 演劇とかの感想文ブログ

完結編という言葉に哀愁を感じて、あまりしないのですが、2回め観劇。カーテンコールでは、将来再演あるかも?という発言もあり、ちょっと期待(10年後って俺いくつだっけ....)劇団星屑の会題名星屑の街 完結編公演期間2016/2/5~2016/2/14作・演出水谷龍二出演大平サブロー、ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、有薗芳記、菅原大吉、新納敏正、朝倉伸二、江端英久、星野園美、新垣里沙、戸田恵子劇場本多劇場(下北沢)観劇日2016年2月13日二度目の観劇でも、飽きることなく前回とは違う感じで楽しむことができました。スト...
[劇評]星屑の会「星屑の町 完結編」@本多劇場 - 演劇とかの感想文ブログ

職場のある西新宿にて、朝から芝居が見れる。前回のロングランを見逃して以来気になっていたが、遂に朝七時半から開演の舞台を平日の朝に見るという暴挙(?)を決行。眠かったが、楽しい時間を過ごすことができた。また、見たい。 劇団朝劇 西新宿題名恋の遠心力公演期間2015/08/19〜2017/04/30作岡本貴也演出野村龍一出演 関谷真由、船戸慎士、大野清志、田部圭佑、鎌田亜由美、野村龍一、高田淳(ゲスト)  劇場GLASS DANCE 新宿店(西新宿)観劇日2017年02月15日(早朝!)■物語■この瀟洒なカフェは、巨大な"宇宙エレベーター&quo...
[劇評]朝劇 西新宿「恋の遠心力」@GLASS DANCE 新宿店 - 演劇とかの感想文ブログ
モバイルバージョンを終了