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[旅行記]松山城と高松城(阯) 見どころと意外な共通点

四国旅行といいつつ、今回は愛媛県と香川県しか行っていないのですが、今回はその旅行の中で2つのお城をめぐりました。松山城と高松城(阯)は、見た目など多くの部分で異なるお城ですが、1点だけ共通しているところがありました
2つのお城の見どころとそして、意外な共通点を記事にしてみます

目次

お城は対照的。高松城はびっくりの立地

各々の街は城下町です。松山城と高松城。この2つの城、片方は天守閣が残っているなので、見た目や見どころでは圧倒的に松山城の方がお城らしいですが、それよりもこの2つの城、山城と海城(という言葉があるのか不明ですが)という対象的な建造のされ方をしています

地図で見るだけで、その立地の違いがわかります

左が松山城(上が拡大、下が海が見えるまで広げた地図)右が高松城(上が拡大、下が海を入れた地図)
高松城の海への近さが際立っています

僕自身は、観光地に行くと必ずお城に行くタイプで、2018年の松坂城、2017年の上田城、2016年のエディンバラ城、2014年の熊本城へ行ったときの記録は以下の記事です

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エディンバラからは帰国はしているのですが、引き続き旅行記を続けます。エディンバラ到着3日目、朝からエディンバラ城に行きました。その前日に行ったホーリールード宮殿は、現役で使われている施設でしたが、こちらは古城という感じです。戦争のための城という感じでした。■予約はWebで、直前に行っていきました。チケット予約は、Webで行いました。(「Tickets & Prices - Edinburgh Castle」)「BUY TICKET」というところで、購入。(大人一人£16.5)ここで、念のためガイドブック(£5)も購入しました。ホテルにいたので、チケッ...
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熊本旅行二日目は、熊本市への旅行です。阿蘇駅から熊本駅までJRで1時間半ほど。ホテルをとっていた辛島町の下通に行って荷物を預けた後、熊本城へ。■クマモン制圧下の熊本へ想像どおりですか、熊本市は完全にクマモンの制圧下にありました。土産物屋は勿論のこと。    カラオケボックスも、    バーも、    なんだか、町がくまもんのおかげで少しテンションがあがっている感じがしました。写真にはありませんが、お酒のラベルになっていたり、キティちゃんがくまもんの...
熊本旅行記(2) - 演劇とかの感想文ブログ

そのいずれも内陸にある城だったので、高松城の立地にはびっくりしました。

海上の城 高松城

天守閣は残っていませんが、海の水を引き込んだお堀は残っています。高松城跡では、そのお堀を遊覧船でめぐるツアー(500円也)もあります。

海の水を引き込んでいるため、当然にお堀の水は海水です
船に乗るとたくさんの魚が寄ってきます

これ全部チヌ(クロダイ)です。高級魚がひしめくお堀って…
ちなみに釣るのは禁じられているそうです

餌やりをしながら遊覧するので、チヌはずっと船についてきますが、その餌を狙って鳩も乗船してきます

天守閣は台座のみが残っている状態です

天守閣復元計画はあるようですが、復元されると圧巻だろうなと思いました

江戸時代の天守閣が残る松山城は天守閣からの景色が圧巻

一方で、松山城は街の中心部にある山の上にある山城です
戦後の復元とかではなく、江戸時代(1854年の再建)の天守閣が残る日本でも数少ないお城で、天守にいくためにはロープウエイ(3分)か、リフト(6分)で天守閣の近くまで登りそこから更に天守閣に登ることになります

ロープウエイを利用して途中まで登ったとはいえ、そこから続く坂道はなかなか急でただひたすら登ります

最初のうちは余裕です
石垣の積みなんか見ながら、歩いてました


えーっとまだなの?
と思いつつ登り続けます。

それだけに、天守閣からの景色は最高でした

鯱を見下ろせるというのもなかなか得難い経験だったように思います。

ちなみに、この見下ろしていた鯱は新しいもののようで、松山城の出口には古い方の鯱が飾ってありました。
ここまで間近で見たのは初めてだったので思わずマジマジとみてしまいました

ロープウエイとリフトはどっちを使うべきか


結論は、天候が良いのであればリフトの方が楽しめるような気がします

私は、登りはロープウェイを使って登り、下りはリフトでした
ロープウェイの中で簡単な松山城についての解説がありますが、3分ほどですし 聞いても聞かなくてもどっちでも良いです

日にもよるかもしれませんが、立ってすし詰め状態だったりするので山頂に至る景色とかをゆっくり楽しむことができませんでした

一方で、リフトであればゆっくり周りの景色を見渡しながら揺られての上り下りは楽しい経験になります
(リフトもロープウェイも料金は同じです。往復で天守閣への入館料も含めて1040円)

松山城と高松城の意外な共通点

結構松山城も高松城も見た目や立地からして異なるのですがこの2つのお城は四国にあるお城のなかで共通点がひとつだけあります

どちらも、外様大名ではない、譜代または親藩だったのです

勝てば官軍

どこで読んだか既に忘れましたが、明治維新の際に賊軍とされた徳川家譜代や親藩大名により統治されていた藩と官軍側についた藩は廃藩置県の際にある措置がとられました

県の名前と城下町の名前を違うものにされたのです(もう少し適切な説明があるはずですが、細かい理屈は忘れましたorz)

そのため、県の名前と県庁所在地の名前が一致しない県は、幕府方。県の名前と県庁所在地の名前が一致する県は明治政府方だったという話です

薩長土肥という明治維新の立役者たちの県(鹿児島、山口、高知、佐賀、長崎)あたりを始めそういった意味では関西より西の県は県庁所在地と県の名前は一致している例が多いです。

そんな中にあって、愛媛県の松山市と香川県の高松市は珍しく県名と県庁所在地の名前がずれています

松山城は松平家の城

建造こそ賤ヶ岳七本槍の一人、加藤嘉明(下記写真)が行いましたが江戸初期のころからは将軍家と近い松平家が城主として入りました
(徳川家康の異父同母弟の息子…ざっくり甥の松平定行)
以下は、松山城にあった歴代城主の一覧の写真

しかも、途中で血筋が絶えると高松藩から養子をもらっていたりしています

高松城は水戸徳川家と縁の深い城

高松城は、より徳川家にちかく水戸の徳川家としょっちゅう人の行き来があるようです
最後の将軍徳川慶喜公は、高松城の最後の藩主とはいとこ関係という間柄
以下は、高松城にあった水戸藩と高松藩の関係を記した説明文の写真です

ちなみに、調べてみると幕末期の四国の藩のなかで譜代、親藩は上記の松山、高松以外は伊予西条のみだったようです

以上 松山城と高松城の見どころと意外な共通点についての記事でした

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