今年の3月に発足したばかりの2.5次元ミュージカル協会は会員数が50社を超えたそうです。 日本2.5次元ミュージカル協会 会員数50社を超える。 2.5次元ミュージカルとは、2次元もの(アニメ、漫画、ゲーム)を舞台化するという企画です。ミュージカルも舞台もその範疇にはいっているようです。 別に協会ができなくても、このような取り組みは過去にいっぱいあったのですが、このような取り組みを一元化することで、例えば海外への売り込みを図るようです。
おそらく、演劇を見る観客層の幅を広げるという意味で、注目を集めているのだと思います。
そうそうたるメンバーが会員になっています。(リンク先は演劇感想文リンク)
■特別会員
集英社、講談社、小学館、手塚プロダクション、秋田書店、白泉社
■法人会員
ネルケプランニング、ホリプロ、マーベラス、バンダイナムコライブクリエイティブ、ぴえろ、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ、ゴーチブラザーズ
(以上理事)
アイア、アサツーディ・ケイ、アミューズ、LDH、エンタテイメントプラス、キティエンターテイメント、キューブ、近畿日本ツーリスト、銀河劇場、グレイ・パーカー・サービス、サンライズプロモーション東京、サンライズプロモーション大阪、Zeppライブ、TOKYO MX、円谷プロダクション、ディー・バイ・エル・クリエイション、東宝、日本ステージ、ぴあ、ビーオネスト、ブラザー工業、ムービック、メディアミックスジャパン、ユークリッド・エージェンシー、讀賣テレビ放送、ライブ・ビューイング・ジャパン、ローソンHMVエンタテイメント、ロングランプランニング
■個人会員
上島雪夫(振付家・演出家)、茅野イサム(演出家)、児玉明子(脚本家・演出家)、貞方祥(演出家)、大地丙太郎(アニメ監督)、平光琢也(演出家)、三ツ矢雄二(声優・俳優・舞台脚本演出)、毛利亘宏(脚本・演出家)、ラサール石井(タレント・演出家)
■既に実績ある団体が多数登録。
テニスの王子様の舞台化をおこなっているマーベラスエンターテイメントや、こち亀のネルケ、セーラームーンのバンダイあたりは、既に実績があるし当然会員として、今後も色々やってくれるんだと思います。 コンテンツを提供する側の出版社の参加も多いです。個人的には集英社のもっているジャンプ系人気漫画の舞台化は楽しみです。
■外国人主役ものあたりが最適では?
個人的には、漫画を読んでいて、それが映画化されたらなと想像したくなる時に、外国が舞台で出ている登場人物がほとんど外国人という作品だと、「映画化は難しいかなぁ」とか思ってしまうのですが、舞台化ならイメージしやすいです。(赤毛ものという伝統があるので、日本の観客も、ドイツ人を演じている日本人役者にも違和感を感じないはずです) そう考えると、色々な漫画を舞台化してほしいと思います。 今人気がある作品だと、中国が主な舞台の原泰久先生の「キングダム」あたり、舞台化してくれないかなぁ(どうやって舞台上に戦乱シーンを作り出すかと、どうやって舞台になるレベルに短くできるかとか問題はありますが。) あるいは、20世紀少年等ヒット作の多い浦沢直樹先生の「MONSTER」も、主な舞台がドイツということもあり、映画化とかちょっと…て感じですが、舞台ならありじゃないでしょうか。
それにしても、こういう企画が一番多い、スタジオライフと劇団☆新感線あたりは、この協会に参加しないのかなぁ。