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漫画みたいな世の中と言うことか

私の好きな漫画に「ナニワ金融道」という漫画がある。著者の青木雄二氏の人生経験と深い洞察力から、借金の怖さや金に絡んで如何に小額の金の為に人は何でもするのかというどす黒い世界をとてもあっけらカーンと書いている秀作である。

その中に社会保険事務所に勤める平凡なサラリーマンが、借金を作ってしまい、その返済に追われる中で、金融会社に勤める主人公にそそのかされて、たばこ銭ほどのお金と引き換えに社会保険の未納者リストを引き渡すなんてシーンがありました。

まさに、青木先生が生きてらしたら「ほら見てみい」と言い出しそうな事件が

「熊本・人吉市担当者、生活保護者の名簿をヤミ金業者に渡す」

1990年台に、漫画でこんなこともおこりえるんやでと言い切った青木先生の漫画はもっと読みたかったなと思います。

絵柄が嫌いで最初毛嫌いしてましたが、後に全巻そろえるまで好きになりました。(売っちゃいましたが…)

ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(2) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(3) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(4) (講談社漫画文庫)

ナニワ金融道(5) (講談社漫画文庫)

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