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マスコミの仮説訂正能力の無さは致命的

目次

仮説力の重要性

社会人の初期、先輩にこんなことを言われました。

学生時代は、積み上げて論拠を組み立てるやり方を学んできたかもしれないが、これからは100%考えを変えろ。 積み上げて検証をし、結論を出していたんじゃ、顧客のニーズにあった答えを導き出すのに時間がかかりすぎる まずは、仮説を立て、それを論証する事実を集めろ。

と。仮説を立てる能力(直感力)を得るために、◯◯しろと、その後にいろんなことをいわれるのだが、それはまた別の機会に譲るが、その時、付言された一言も大事でした。

「但し、収集した論拠が、間違っていると直感したら躊躇なくその仮説を捨てろ」

マスコミに欠けているのは、仮説を捨てる力

ビジネスを実行する上で仮説力は大事でそれは、マスコミでも変わらない それでも、彼らは時にその仮説に執着しすぎる時がある

加計問題はもう終わっている

もともと以下のエントリーで、僕自身加計問題の問題点と言われるボイントのほとんどは解消しているか、最初から存在しなかったと思っています

文科省の意図に反した決定だったのか

国家戦略特区とはそういうもの。省庁が、規制によりガチガチに縛っているもの(岩盤規制)を砕くために存在するのだから。

加計学園の獣医学部は必要だったのか

先日の加戸元愛媛県知事の発言を見れば、現地の切実さはわかる。

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関東と関西で獣医学部の偏在があるのも事実(加戸氏の言葉を借りれば、箱根山の東西で8:2の割合)で、四国への設置は妥当に見えます。

加計学園以外に、獣医学部新設をとりあわなかったのも、加戸氏の証言通りならば、学園選定に余計な意図は働きようがない

加計学園の理事長と安倍首相が友達だったのは問題か?

政権関係者と友達だと認可が下りないとすればそちらの方が逆差別。

今回の問題の主犯は官房長官

他の分野での、政権への貢献は一旦、横に置いておいて考えると、今回の混乱の原因を冷静に考えると、菅官房長官にあると思います。 出所不明の文書が出現したことに対して慌てふためいて「怪文書」という言葉で片付けようとしたのが、そもそもの掛け違い 前川氏の発言に対しても、明後日の方向(交際クラブ?デートクラブへ出入りしたこと云々)から、人格否定したことから、泥仕合化させました。 勿論、後述する仮説検証能力と仮説設定能力が稚拙なマスコミの対応を長年してきた事によるストレスもあったと思うし、同情に値はするが、それでも今回の 私自身、以下のエントリーでこの辺の対応のまずさを指摘したが、この辺の考えは変わっていない。

安倍政権は、政権を維持することが、政策を実現することより優先していないか?

マスコミの立てた仮説は反証が終わっている

もともとマスコミは少ない周辺情報を元に安倍首相がお友達に便宜を図ったという仮説の元、政権攻撃をしてきた。

野党も、マスコミに乗せられてそれを必死に立証しようとしている(逆ではない。残念ながら)

しかし、上記の通りその仮説は既に破綻している この破綻している仮説に固執するのは、わたしの最初の上司の教えに従えば、マスコミ全体ができないダメ社会人の典型だと断罪するほかありません。

百歩譲って

新聞は発行に許可が必要な許認可事業というわけではなく、論拠も何もない戯言を並べ立てることに文句はつけない。選択肢はいくらでもあるし。

しかし、チャンネルが限られ総務省から認可の元に公共の電波に言説を展開するテレビ局、ラジオ局は、終わった仮説に固執した偏向報道を行い続けることは、無責任かつ犯罪的な行為ではないだろうか

論理が通らない言説を流布する行為は、報道ではなく布教です。

 

TBS「ひるおび」の恐ろしい印象報道です。コメンテイターは、個人的「印象」をあたかも「事実」であるかのように語り、視聴者を一定の論調に同調するよう印象操作しています。八代弁護士が常識的な反論をしますが、それも空回りし、政局巷談家の伊藤惇夫氏が話を遮り、印象報道を肯定します。

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