再演ものらしいのですが、キャストは一新されています。
水谷さんらしい、話の運び方に終始感心させられる。
が、山田花子には無理がある気がする。結構、彼女の棒読み調のセリフが気になってしまった。
劇団 | トム・プロジェクト | ||||
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題名 | 掃除屋 | ||||
公演期間 | 2004/01/28-2004/03/01 | ||||
作/演出 | 水谷龍二 | ||||
出演 | 山田花子、坂本あきら、柳屋花緑、小松和重、大出勉、佐藤二朗 | ||||
劇場 | THEATER/TOPS(新宿) | ||||
観劇日 | 2004年1月31日(マチネ) |
【ストーリー】
寝たきりの父と暮らす女と付き合う掃除屋が、彼女の家に結婚を申し込みに来る。掃除屋なんかに娘をやりたくないと、父親はあの手この手で妨害するが…
【感想】
柳屋花緑さんを舞台でみるのは初めて。山田花子は二回目。二人の顔合わせに期待をして劇場へ
山田花子は、花があるというか、とりあえず舞台上での存在感はある。が!棒読み台詞が多すぎる。
元々そういうキャラクタなのだろうが、今回のこの役にこの棒読み台詞はちょっとつらい
前にみた、「乙女の祈り」の時は、あまり気にならなかったが、今回はかわいくって健気な感じの女性を演じているという状況から考えて、この台詞まわしはちょっと困るような気がする。
花緑さんは思ったより、普通の役者さんで、真面目そうな今回の役を好演していた。もっとあくの強い人たちと組むとどうなるのか見てみたい気がする。
結局、坂本あきらさんの芸達者ぶりが目立つ舞台であった。
全体に、若々しい役者さんが多い中(つっても僕と同じくらいの年代の役者さんが多いのだが)、坂本さんの印象だけが突出した舞台であった。
水谷さんらしい舞台で、いつもながらにストーリー展開がうまくって飽きることはないのだが、坂本さん以外の役者さんがまだ、この舞台を自分のものにしていないような感じが残った。