一言で言えば、スタイリッシュな舞台。数年前に、見たことのある舞台だが、だいぶ印象が変わった。
こんなにも、緊張感のあるものであったのかと思った。 一時間で終わったので、良い印象の方が強いが、有る意味訳のわからないシーンの連続である為、もっと長いものであったらつらい印象が残ってしまったかもしれない。
劇団 | シス・カンパニー | ||||
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題名 | ダム・ウェイター | ||||
公演期間 | 2004/05/10-2004/06/06 | ||||
作 | ハロルド・ピンター | 演出 | 鈴木勝秀 | ||
出演 | 高橋克美、浅野和之 | ||||
劇場 | シアタートラム(三軒茶屋) | ||||
観劇日 | 2004年5月27日(マチネ) |
【ストーリー】
どこかの部屋。やばい依頼をいつもこなしていた、二人の男は、新たな指令を待っていた。そこへ、突然「ダム・ウェイター(料理昇降機)」が動き出し、料理の注文がもくもくと送られてくる。
【感想】
前に見たのは、自由劇場の串田さんと笹野さんの二人だった為か、とてもおちゃらけているような印象が凄く強かった気がするが、今回は、高橋さんはともかく、浅野さんの役は常に非常にまじめで、あまり笑いを取るタイプのものではなく、それだけに緊張感のある舞台に仕上がっていた。(そのどちらの演出が良いのか正直判断がつかないのだが)
終盤の行き詰まる展開は、さすがの演出。
装置としての、ビニールや透明なプラスチックとかを中心にした透明な装置と役者のモノトーンの衣装が、非常にマッチしていて印象深いものだった。芝居の内容にもすごくあっていた。意味まで考え出すと面倒になるが….
ちなみに、ダム・ウェイターが料理昇降機という意味とは思っていませんでした。実は、つい最近まではこのタイトルの意味は腹立たしい(ダムン)なウェイターのことで、主役の二人をさしているのだと思っていました…英語もうちょい勉強しないと。