かなり頻繁に通っている大森カンパニーがコロナ明けのタイミングで、満を持して開催した更地祭!その第一弾の過去作再演作集のSakuraを観劇しました。
キャストの方がとてもイキイキしながら演じていて見ているこっちも楽しくなってきました。広島出身率高めの舞台で、地元民としては広島公演を夢想してしまいました
劇団 | 大森カンパニー | |||||
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題名 | 更地SELECT SAKURA VII | |||||
公演期間 | 2023年6月6日~2023年6月14日 | |||||
作 |
故林広志 | 演出 | 大森博 | |||
出演者 |
坂本あきら:裏切りの街角、親友ホテル、apologize、無銭飲食 山口良一:裏切りの街角、堕ちぎわ、apologize、SP、中坊ですよ、シンキングヒーロー、仁義っ子、アイドルセンター対決 大森ヒロシ:裏切りの街角、親友ホテル、apologize、SP、SETSUKO、仁義っ子、無銭飲食、アイドルセンター対決 近江谷太郎:堕ちぎわ、apologize、中坊ですよ、シンキングヒーロー、深夜バス、アイドルセンター対決 横山清崇:堕ちぎわ、親友ホテル、apologize、SP、中坊ですよ、深夜バス、アイドルセンター対決 野呂拓哉:堕ちぎわ、apologize、中坊ですよ、仁義っ子、アイドルセンター対決 及川奈央:親友ホテル、apologize、私のデモ、中坊ですよ、SETSUKO、仁義っ子、アイドルセンター対決 鈴木ゆか:apologize、私のデモ、中坊ですよ、SETSUKO、アイドルセンター対決 北澤小枝子:apologize、私のデモ、中坊ですよ、SETSUKO、深夜バス、アイドルセンター対決 伽代子:apologize、私のデモ、SP、中坊ですよ、深夜バス、アイドルセンター対決 |
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劇場 | ザ・スズナリ(下北沢) | |||||
観劇日 | 2023年6月11日(マチネ) |
目次
パンフを見てガッツポーズ!
更地は、すでにかなりの回数通っているので、この過去作セレクトの中に見知った作品が入っていることがあります
今回は、見て2作品、よく覚えていてまたみたいと思っていた作品が含まれていました。「中坊ですよ」と「シンキングヒーロー」でした
この二つは、タイトルと中身がリンクしているので、タイトルをみるだけで、内容が鮮明に思い出されます
また見たいと思っていた作品だったので、思わず小さく客席でガッツポーズしてしまいました
見たこと有るものもないものも
とはいえ、始まってしまえば見たことが有るものもないものも、もれなく楽しむ事ができました。特に印象に残ったのは以下の作品でした
apologize
これ、題名では思い出せなかったのですが、内容見て思い出しました。エクササイズとひっかけた子気味のいいテンポで繰り広げられる謝罪の技術。1テンポ常に遅れる坂本さんがおかしく、それに突っ込む大森さんとのやり取りが笑えます
ただ、これ、老人いじめでは…とか思いました。ま、すでに大森さんも還暦なので老老ハラスメントという様相です
シンキングヒーロー
先日「シン・仮面ライダー」を映画館でみたのですが、その際にあまりの鬱展開に頭の中で、池松壮亮さんの主役が、何度か近江谷さんに置き換えて見てしまっていた私🤣
学生時代にぬいぐるみショーのバイトをしていた身として、このエピソードは身につまされます。
考えれば考えるほどドツボにハマる近江谷さんの演技に、こっちもドはまりして笑い続けました。
できれば、シン・シンキングヒーローを見たいです🙇♀️
深夜バス
最近、広島に引っ越したため、東京との往来に深夜バスを使うこともあります。なので、こちらも身につまされました
とはいえ、深夜バスであんな喋る人は皆無なので、あくまでフィクションですが
こちらも、巻き込まれて苦悩する近江谷さんがハマりました。
縁を感じる
広島に引っ越して、昨年、ようやく広島でも観劇デビューをしました。その作品が以下でした
芝居の說明を読んで、政府批判とツイッター批判をする平板な舞台かもしれないという不安があったが、思った以上に物語がしっかりしているし、極端な思想があるわけでもない芝居でした。色々考えさせられる(ちょっと極端によっているように感じましたが)ことが散りばめられていますが、最終的には思わぬどんでん返しの上で親娘のの物語になっていて、見ごたえがありました 劇団 ワンツーワークス 題名 民衆が敵 公演期間 2022/05/19~ 2022/05/19 作 古城十忍 演出 古城十忍 ... [劇評]ワンツーワークス「民衆が敵」@東区民文化センター(広島市東区) - 演劇とかの感想文ブログ |
この芝居に出ていた北澤小枝子さんが、なんとこの更地に出演。とても楽しみにしていました
もともと、ワンツーワークスは東京にいるころに見に行ったことのある劇団ではなかったですが、広島で出会った東京の全く違う劇団の公演に出演していた方に今度は東京で通い詰めている劇団の公演で出会えたという事実に感激しました
北澤さんは、ワンツーワークスで見せた生真面目な演技とは別の若さを生かしたコメディエンヌぶりを発揮されていて、出てこられる度に目で追ってしまっておりました
んで、そのことをツイッターで以下のように呟きました
北澤さんの名前思いっきり間違えてました。ごめんなさい🙇♀️
そうすると思わぬ反応が
さえちゃん!
広島で?!!
ご縁は大切ですよね✨私も広島です☺️✌️
— 鈴木ゆか (@yukaforyou) June 11, 2023
同時に出演されていた鈴木ゆかさんが、広島出身とのこと
あれ、大森さんも山口さんも広島ですよね。あと及川奈央さんも広島出身….更地出演者に広島県出身者多すぎません?
これはもう、広島公演を期待するほかありません!!…いやないかorz
時代というか、当時じゃないとわからないかなぁ
長く公演の続いている更地の作品のリバイバルという正確ですし、上演されているコントは、時事問題を扱うものでなくても、その時代を感じさせるものが多くあります
今回の舞台でセレクトされたもののなかでは、以下のコントはそれを強く感じました
中坊ですよ
これ、当時流行っていた料理番組の題名をもじったものですよねぇ。中身はとても風刺が聞いていて中学時代(40年前!😓)を思い出してほのぼのしてしまったのですが、若い人にはわからないのではないでしょうか?
あと、キャスティングとしては、大人の女性、できたら及川奈央さんにやってほしかった….orz いや伽代子さんに魅力がないといいたいわけではなく(シドロモドロ😂)
私のデモ
ま、値上げとかは今も時事問題としては結構タイムリーだと思いますが、消費税増税騒動のときのコントなのでやはり時代みたいなものを感じました
今回は、更地祭と題して、このリバイバル作品集SAKURAと新作集の更地18が連続上演されています。
以上 大森カンパニープロデュース「更地 SAKURA selection VII」の感想でした