千秋楽ということもあり、伊東さんが(三宅祐司さんのいうところの)「自由自在」なアドリブを繰り広げ、終始笑い転げた。ただ、本番のコントよりも裏での楽屋トークのほうが面白く感じてしまったのも事実。アドリブが過ぎて、ちょっと長く感じるコントがあったのも残念。
劇団 | 伊東四朗・三宅裕司コントライブ | ||||
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題名 | いい加減にしてみました2 | ||||
公演期間 | 2002/01/12~2002/01/27 | ||||
作・構成 | 妹尾匡夫 | ||||
出演 | 伊藤四郎、三宅裕司、小倉久寛 | ||||
劇場 | 紀伊国屋サザンシアター(新宿) | ||||
観劇日 | 2002年1月27日(マチネ) |
SETの三宅祐司と小倉久寛のコンビに、大御所伊東四郎を加えて….と思ったら、今回は小倉さんがゲスト。三宅さんと伊藤さんが97年に行った「いい加減にしてみました」というコントライブのパワーアップ版。
いきなり、まったく笑えない寸劇が始まったときにはどうしようかと思った。(絶対どこかに落ちがあると笑うための準備万端整えて身構えていたら暗転してしまい、唖然とした)楽屋トークで三宅さんが狙いを語っていたが、狙いどおりに笑った回はあったのだろうか?
この後の、楽屋トークは面白い。前に見た三宅さんと小倉さんのタイトルマッチと同じ趣向。3人いる分、会話がパワーアップしている気がした。
好きだったコントは、丸覚えの回答をもとに息子の有名私立受験の面接に出向く父親のコントとついつい歌いすぎる婦長のコント。どっちも伊東さんが大活躍で、笑った。
逆に、野球のコントはなんかいまいちノリきれず、消化不良。 言葉を話さずにやるというのは、わかるんだけどなんか…なんでだろう? 白状すると途中、「早く楽屋トークになんないかな」と思ってしまったコントであった。
全般に、コントの台本の出来が、(「タイトルマッチ」に比べて)よくないような気がした。落ちで笑えないというか….伊東さん、三宅さん、小倉さんのキャラクターで面白いものになってるけれど、舞台という形でやるなら、もっと珠玉のものを見たいと思った。(この三人の舞台を見といて贅沢だが)
でも、全体にはめちゃくちゃ楽しくまさに傑作。またやってほしいな。
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