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[劇評]東京ヴォードヴィルショー・花組エクスプレス「あほんだらすけ27」@ザ・スズナリ

例年同様、コントというかネタというかの連続。幕前に大森さんがわざわざ「演劇としてみないでください」とい前振りしただけのことがあり、伏線も何もなくただただ、笑いました。既に還暦を迎えた山口さんを始め役者の皆様が(年齢のわりに)身体が動くことに感心することしきり。

劇団 東京ヴォードヴィルショー・花組エキスプレス
題名 あほんだらすけ27th
公演期間 2015/06/05~2015/06/14
出演 山口良一、たかはし等、大森ヒロシ、村田一晃、長峰みのり、長野真歩
劇場 ザ・スズナリ
観劇日 2014/06/06

いつものようなネタ構成。去年も書きましたが、既に伝統芸の領域。

テレビショッピングネタは、毎年よく思いつくなと思いながら、今年も見てました。

今回はいつもに比べて短いネタがひときわ多かった。脚立を二本立てただけの「焼き」もの談義は、今回見た中では秀逸でした。

人情劇的なものは、今年はなんかこじんまりした印象だったのは、気のせいでしょうか。話は面白かったのですが、一点だけなぞが。なんで卓球が出てきたんだ?!

卓球をしている最中にお母さんの記憶が戻ったという下り、そこに至る伏線も何もなく頭の中で「??」。いや、演劇的な見方をしないようにということなので、深く追求はしませんが。

まいど豊さんが、今回はおやすみということでどうなることかと思っていた、デビット・かっぺフィールドの通訳役は、村田さんがやりました。スベりまくるアメリカンジョークは、やはりスベリ度が違っていました。まいどさんの方がスベっていたような気がします。村上さんのほうが、本物の通訳っぽくて、かっぺフィールドのマジックネタの怪しさが半減してしまったような気がします….いつもに比べてマジック自体短かったし。

例年高齢の恒例のダンス。キレッキレッのダンスを期待している訳ではないのですが、やはりちょっと遅れるターンが多いと気になります。ま、それも含めて楽しみにしているのですが。

 

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