5人だけで、45分、装置もキャストも最小限で、音楽とか演出も、見知ったピーターパンとは結構違っているけれど、原作の持つ子供の夢を与えてくれる基本はしっかりできていて、わかりやすい英語のおかげもあり、楽しく見れた作品でした。
劇団 | Providence Entertainment | ||||
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題名 | Peter Pan’s Great Adventure | ||||
公演期間 | 2016/08/11〜2016/08/13 | ||||
作 | J.M.Barrie | ||||
出演 | |||||
劇場 | TheSpace@Symposium Hall(Edinburgh UK) | ||||
観劇日 | 2016/08/11 9:35〜 (45分) |
目次
<Story>
The newest musical adaptation of J M Barrie’s classic tale of the boy who could fly and never grew up. This great adventure features catchy new music and magical themes of following your dreams, using your imagination and learning that life is the greatest adventure of them all. Adults and children have raved, ‘I haven’t had that much fun in a very long time!’
(from https://tickets.edfringe.com/ )
<感想>
■不安になるくらい劇場っぽくないところで初Fringe体験。
エディンバラの演劇祭最初の作品に選んだのは、朝9:35オープンという小品。
アメリカから来たという五人だけのカンパニーで、劇場もわりとこじんまりとした劇場。9:35スタートなので、ちょっと早めに9:10くらいにつくと、誰もいなくって、リアルに場所と時間を確認したような状況。関係者らしき人に9:30くらいに戻ってきてくれといわれて、コーヒーを飲みに行って戻ってきたら、お客さんも入って、舞台上にはテーブルとシーツ。そんな感じでいきなり始まりました。
■想像力をふくらませる最小限の舞台セット。
ほとんど、テーブルと椅子とシーツだけで、装置を構成されている舞台(あれなら、確かに10分くらいで準備ができそう)。でも、使い方がとてもうまい。プロジェクターで後ろに場面の絵を移しつつ、椅子やテーブルでたくみにベットのある子供部屋や、フック船長の海賊船を作っていく。
■若いキャストは結構芸達者。
紅一点のウェンディを演じた女性をはじめ、みなさん歌がうまい。ピーターパン(意外におっさん)、フック船長以外はダブルキャストという最小構成ながら、楽しく見ることができました。ホリプロ版だと、ぐっと大げさな演出になる空飛ぶ演出も、この舞台では、目を閉じて空飛ぶ
観客の盛り上げ方も上手くて、気持よく見終わることができました。
←劇場は、こんな感じです。エディンバラ全体がそうですが、歴史のある重厚感のある建物でした(中は現代的なのですが)
ロビーの雰囲気は、なんか下北沢の劇場っぽいです。チラシがいっぱい。