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[海外劇評]THE FULL MONTY@EUGENE O’NEILL THEATRE

二度目の観劇。一度目に比べてキャストが若干入れ替わっているが、楽しさは変わらず。英語も聞きやすいし、ストーリーも単純。かなりお勧めの舞台。今回は、予期せぬアクシデントがあったこともあり忘れられない印象。

題名 THE FULL MONTY
Booked By TERRENCE McNALLY Directed By JACK O’BRIEN
出演者 Georgie Bukatinsky … ANNIE GOLDEN
Buddy “Keno” Walsh … DENIS JONES
Reg Willoughby … TODD WEEKS
Jerry Lukowski … WILL CHASE
Dave Bukatinsky … DANIEL STEW ART SHERMAN
Malcolm MacGregor … JAY DOUGLAS
Ethan Girard … CHRIS DIAMANTOPULOS
Nathan Lukowski … CONNOR PAOLO
Susan Hershey … LORI CHASE
Joanie Lish … JANNIE JONES
Estelle Genovese … SLOAN JUST
Pam Lukowaski … CAROL LINNEA JOHNSON
Teddy Slaughter … ANGELO FRABONI
Molly MacGregor … PATTI PERKINS
Harold Nichols … STEVEN SKYBELL
Vicki Nichols … ANDREA BURNS
Jeanette Burmeister … JANE CONNELL
Noah “Horse” T. Simmons … LARRY MARSHALL
Police Sergeant … RONALD WYCHE
Minister … JAMES MOYE
Tony Giordano … JIMMY SMAGULA
感想
FORD CENTER FOR THE PERFORMANCE ARTS(Broadway NY USA)
観劇日 2002年07月05日(マチネ)

<<ストーリー>>

ニューヨークのバッファロー。鉄工所の職を追われた男たちは、絶望していた。妻と離婚し、子供を預かるJerryもその一人。ひょんなことから男性ストリップに元妻も含めて熱中している姿を目にし、自分たちもストリップをやろうと思い立つ。仲間を集め、準備をすすめるが、女たちは若い男の方がいいといってチケットを買わない。Jerryは思わず「Full Montyでやってやる」と口にし、チケットを売りさばく….

<<感想>>

一度見ているので、どういうストーリー展開になるかということは大体わかっているのだが….キャストの変更で結構違う雰囲気になっているシーンがあるなというのが第一印象。
前回に比べて、男性ボーカルの歌に力がないように感じた。きれいなハーモニーが出来ていないというか….そこが持ち味だと思っていただけにちょっと不満。オープン直後に見るのと暫くおいてみるのでは違うということだろうか

前回は気にならなかったダンスの切れのなさも目に付く。特に、老黒人役の「LARRY MARSHALL」が、前回公演の「Andre De Shields」ほど動きに切れがなく本当に老人っぽいのには参った。前は、よぼよぼで出てきたのに、ものすごく達者なステップを踏むというギャップがよかったのに….

が、そこを除けば、十分に楽しめる舞台。初めて見る人にはそういう部分も関係ないだろうし。そう考えると、職を失った男たちの奮闘ぶりやそれを支える周りの家族たちの姿がおかしくも、悲しく結構いい話だなぁと改めて感心したりした。

と、まさにそのいい話になったときに「それ」が起こった。

音響がハウリングを起こし、10分くらい舞台が止まってしまったのだ!

子供が父親に大事な将来の学資を貸すという大事なシーン。音楽が途中で止まり、所在なげな舞台上の役者。オーケストラピットの指揮者も困惑顔でどこかに電話。客席が明るくなり、舞台の責任者と思しき女性が現れて「すべてを再チェックするのでしばらくお待ちください」

初めての経験で、結構驚いた。ようやくストーリーが再開された時はほっとした。

 

[海外劇評]THE FULL MONTY@EUGENE O’NEILL Theater

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