昨年は堺雅人さんの代名詞にさえなった「半沢直樹」と構成がよく似ている(製作陣が似ているからでしょうが)TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」を見ています。
唐沢寿明さん演じる青島製作所の経営に次々に起こる危機をくぐり抜けていくスリルでぐっとくるドラマです。このドラマでしょっちゅうでてくる青島製作所役員会の面々が、いつみても不安を誘います(笑)
社長の唐沢寿明さん、専務の江口洋介さんまではいいとして、製造部長が六角精児さん(扉座)、経理部長が小須田康人さん(第三舞台)、開発部長が山本亨さん、営業部長がアンジャッシュの児嶋一哉さんと、便りなさでは半端ない面々が並んでいます。
総務部長の元劇団四季石丸幹二さんは、救いですが、小劇場で舞台でよく見ている方たちの熱演のおかげで、他人事とは思えないほど親近感のある役員室になっています。
敵対したり、提携したりといったドラマ中の他企業の経営陣は、香川照之さんや、立川談春さん、坂東三津五郎さんといった「古典芸能」派の方々。確かに前者に比べると安心感があります。このあたり、ドラマ制作人の意図だとするとわかりやすいなぁと思います。
今回のドラマは、特に、主な舞台である青島製作所で働いている方には、野球部監督の 手塚とおるさん、製造部にいた(ストーリー的には、クビになってるかもですが)有薗芳記さん他、舞台で拝見する機会の多い役者さんが多くでています。若手の俳優さんでも「えんぶチャート2013発表!!」で5位に食い込んでいた馬場徹さんが、肩を痛めた元エースとして泣ける引退シーンをやってました。(僕は馬場さんを見たのはこれが初めてだったので、ようやくどんな役者さんなのかわかりました)
個人的には、「小劇場界の俳優たちが、大御所古典芸能派の陰謀を以下に切り抜けるか」という視点で見てしまっております。ちょっと世間一般とは違う気がしますが、まぁそういう見方もあるなと思っています。
※毎度のことながら、文中のリンクは演劇感想文リンクにつながってます。