毎年恒例ですが、第52回の紀伊國屋演劇賞が発表されました。決定した団体及び個人の方を紹介いたします。残念ながら、今年も僕が見た作品は、どこにも絡んでいませんでした
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団体賞は、イキウメ
イキウメは、前川知大さんが作・演出をされている劇団です。前川知大さんの作品では、過去に「太陽」が、蜷川幸雄さんの演出でコクーンで上演されたり(「太陽2068」)、今年も「散歩する侵略者」は、映画にもなりました
今年の上演作は、「天の敵」「散歩する侵略者」でした。これらの成果に対しての授賞となりました
個人賞は、大竹しのぶさん、温水洋一さんなど
大竹しのぶさん
パソナグループ企画「フェードル PHÈDRE」における フェードル、Bunkamuraシアターコクーン公演「欲望という名の電車」における ブランチ・デュボワ の演技に対して
大竹しのぶさんは、今年も舞台で大活躍でした。上記の2作品もそうですが、38年ぶりに「にんじん」でそばかす顔の少年役をやったのも印象深かったです
温水洋一さん
世田谷パブリックシアター公演「管理人」における デーヴィス の演技に対して
テレビ等でのひょうきんなイメージがありますが、温水洋一さんの舞台での顔はそれだけにとどまりません
佐川和正さん
文学座公演「食いしん坊万歳!正岡子規青春狂詩曲(らぷそでぃ)」における 正岡子規、名取事務所公演「屠殺人 ブッチャー」における ハミルトン・バーンズ の演技に対して
佐川和正さんは、残念ながらまだ未見の役者さんです。2005年から文学座に所属されているとのことで、既にベテランですね。一度拝見したい役者さんが又増えました
森尾舞さん
名取事務所公演「屠殺人 ブッチャー」における エレーナ、「ベルリンの東」における サラ の演技に対して
森尾舞さんも、残念ながら未見の役者さんです。森尾舞さんのブログ(徒然日記)によれば、現在はベルリン在住とのこと
乘峯雅寛さん
Bunkamuraシアターコクーン公演「プレイヤー」、文学座アトリエの会公演「冒した者」の美術に対して
紀伊国屋演劇賞は、舞台に出る人や作・演出の方々だけでないスタッフワークの方が受賞されるのは、良い話だと思います
以上 第52回紀伊国屋演劇賞の発表についての記事でした。