「塗り変わるか、検索の業界地図–マイクロソフトがヤフーに買収提案」
なかなか興味深いニュースです。既に何度か試みられている話ですが….
検索市場は既に「成熟」市場になりつつあるのかもしれません。Googleが現れた時、その検索の結果という「質」が単純にYahoo!より(勿論当時のMSN Networkようり)上だったことが、Googleの検索市場での「勝利」を決めました。
しかし、今や検索の結果について質的差異はほとんどみられなくなったように思います。
鳴り物入りで日本市場に参入した中国検索大手 http://www.baidu.ne.jp/:百度]も別に目新しい検索結果を示してくれるわけでもないですし…
と思っていたら
「百度(Baidu)の検索エンジン日本本格参入について(Apacheのログから気づくこと)」
によれば
僕が検索エンジンの検索結果を評価する為に普段使う単語がいくつかあるのだけど、それだけを見ると割と単語やキーワードだけではなく、その前後の繋がり(具体的にはワード同士の親和性)を加味した検索結果になってきているような気がする。
それもやはり中国語で検索エンジンを作ったノウハウからなのかな。
とか。まったく気づきませんでした。
噂によると百度は画像検索において無修正なあっちのほうの画像の検索に強いと聞き、そっち方面を喜んで検索していたからでしょうか?…orz
話を戻すとMicorsoftによるYahoo!の検索は欧米でGoogleに完全に後塵を拝している両者の連合を意味するらしい。バルマー氏は
Microsoftは、この戦いはスケールの問題としている。
既に検索テクノロジーの戦いになっていないということ。だとすれば、百度が勝つのは難しいような気が。
使っている立場からすれば検索エンジンの検索結果にはまだまだまったく満足していない。Microsoft/Yahoo連合でも、Googleでもはたまた百度陣営でも、どこかがそこにブレークスルーを見せてくれるのを我々は待っている。
日本のYahooはこの買収が実行されたらどうなるのかも、ちょっと見もの。