■学生時代あだち充はある意味神がかっていたほど人気がありました。
週刊少年ジャンプ系の漫画は、男子受けが良かったのに対して、あだち充作品は、女子も結構読んでいて、「みゆき」なんて、最終回の衝撃の結末について、翌日教室が騒然としていたのをよく覚えてます。
雑誌買ってなかった僕まで、雑誌を見せられて意見を聞かれたくらいで、かつそれについて全体の流れが、わかったということは、クラスのほぼ全員がその漫画を読んでいたということだと思います。
表現や趣味の多様化がしている現代でも、学生にこういう共通話題になるような作品はあるのでしょうか
そんなあだち充の伝説的な作品が、「タッチ」でした。
「『タッチ』のタイトルの由来にファン衝撃「驚きすぎて声も出ないわ(呆然)」
あだちにインタビューしているのだが、「なんで『タッチ』で上杉和也を殺したの?」というド直球な質問から始まっている。あだちは「最初から殺すつもりだった」とこちらも直球かつ驚愕の事実をさらりと返答。さらに「タイトルの『タッチ』は『バトンタッチ』の『タッチ』だからねぇ。」と、天地がひっくり返るような事実を明かすのだ。
このタイトルの意味がバトンタッチ、すなわち出来のいい弟の和也から出来の悪い兄達也にその目標が引き継がれるという意味だったのが最近の作家へのインタビューで明らかになりました
確かに漫画の内容とタッチという題名はリンクする部分がなく、漫画を読んでいた時には、達也の愛称「たっち」ゃんの一部かなとか無理矢理想定していましたが、なんか、やっと腹落ちした印象です
当時の編集部内でも、和也を死なせたら雑誌に載せないと言われるほどの人気ぶりを誇ったキャラを話の展開のため容赦なく亡きものにする。さすがです
■最近だとキングダムでも…
最近だとキングダムでも、主人公に近い親友キャラをいきなり殺して話しの勢いをつけました。このアプローチ、多用はできないもののすごいアプローチなのかもしれません
小学館
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