ちょっと気になるエントリを見つけた。
http://mootoko.blog.shinobi.jp/Entry/2064/ (リンク切れ)
「副都心線に人生まで遅延させられた。」
ずっとニートだったけど、今日4年ぶりの面接だったんだ。
でも副都心線が40分の遅延。
面接も人生も終わった。
ちょっとグチらせてくれ。
ま、愚痴だと本人も分かっているわけだから、責めるのも可哀相だが。
今日は就職の面接だった。
10分前に着く予定だった。
準備もバッチリだった。
乗換案内で調べてちょうどよく着くハズだった。
オレは電車に乗り込んだんだ。
中略
電車が動かない。
動いても急停車を繰り返す。
焦るオレ。
このままじゃ遅刻するかも・・・。
電話しなきゃ。でも電車の中・・・。しかし人生をかけた面接だ!
地下の駅と駅の間で圏外だった。
その間、20分以上だった・・・。
泣きそうだったし、すごく怖かったけど会社に行ったんだ。
受付で名前を伝えて面接の旨を言った。
すると担当の方が来て席に案内された。
でも露骨に怒っていてすっかりビビってしまったんだ・・・。
面接官「社会人の意識・・・ありますか?」
オレ「あっ、あのっ、オレ、いや自分は寝坊とかしたわけではなく・・・」
面接「ではなく?なんでしょう?」
オレ「電車が・・・その・・・・遅れてしま・・・って・・・」
面接「はい。それで。」
オレ「あ、あのこれ、遅延証明書・・・・です。」
面接「なるほど。わかりました。しかしなぜ連絡の一報もなかったのでしょうか?」
オレ「あ、あのそれは・・・け、けんが・・・」
面接「もし、採用して弊社で働いていただく場合でもこの様な事態はあるでしょう。」
オレ「あ・・・は、はい。」
面接「しかし、連絡もなしですと先方のクライアントさんはどのような気持ちになると思いますか?」
オレ「・・・・」
面接「弊社と取引したいと思いますか?」
オレ「・・・・思いません。」
面接「お引き取り下さい。」
この面接官の対応は、社会人としてとてもまともだ。おそらく社会人としての実績がない「オレ」に、時間を厳守すべきという社会人としてのルールを分かりやすく本人に反省させるために必要十分な説明を行っている。これが、営業だったら、こんな詳しい説明もなく、取引停止になっても不思議じゃない。
「オレ」がこの面接をダメにしたのは、他でもない「オレ」の甘さが原因だ。
学校のテストには、追試や再試がある。だから、社会人としてもそれがあって当然だと思っている人がいるような気がするが、そのような意識を持っている人は、会社に入っても同様の失敗を繰り返す。
面接とはそういう「社会人としての意識の熟成状況」を見る場であり、「オレ」にはそれがないことをたったひとつのことで露呈した。だから、面接で落ちたのだ。少なくとも、副都心線のセイでもなければ、
http://d.hatena.ne.jp/sjs7/20080620/1213900524 (リンク切れ)
「sjs7のブログ 副都心線は世界を変える、あなたがそれを望みさえすれば」
どう考えても責めるべきはこのキチガイ面接官でしょうが
などということも断じてない。
人のせいばかりにしていたらいつまでたっても、自立できないんじゃないかな。
「オレ」が、これにめげることなく新しい道を志向することを願ってやみませんが。