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[書評]アイザック・アシモフ「はだかの太陽」

この本を最初に読んだのは、確か中学生くらいだったはずなので、かれこれ30年ぶりの再読になります。

早川書房の70周年記念の企画として「ハヤカワ補完計画」の一冊として新訳版が発刊されたのを書店で見つけて買いました。あとで調べてみたらしっかりkindle版出版されていました。なんか損した気分です。

 

この作品は、アイザック・アシモフのロボット ものの2作目にあたります。(全4冊のシリーズ)。一作目の「鋼鉄都市」は、やはり中学時代に読んでいて、先日原書で読ん(途中で挫折しましたがorz)でいたため、話には違和感なく没入することができました。ほぼ3日くらいで通読したので、僕にしてはかなり速いほうです。

作品がかかれたのは、1955年で、そこで語られる未来世界の姿と現実を弾き比べるのは、こういう古いSFを読む楽しみの一つですね。コンピューター(電子計算機)のアウトプットが紙テープで出てきたりするあたりは、少し笑ってしまいます。

しかし、SFでミステリを書くという筋立てはとてもうまいなぁと改めて感じました。

長大な、このSFシリーズをまた読み返したい気持ちになりましたが、その気持はグッと抑えようと思います。

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