このスレ主の劇作家さんのスペックは
25歳 月収10~15万 嘱託契約 国保
同級生 月収26万くらい 正社員
フフフ…フッフッフ…フッフッハッハッハッハ
て感じ。25歳時点でここまで稼いでいたら良い方だとは思いますが、同級生との額の差はいかんともしがたいものですね。
目次
■研究開発費の割に商品を販売する機会が少ない。
私は、こういう収入格差は、シンプルに小劇場演劇のビジネスモデルが、もうかる構造になっていないからだと思っています。
演劇は、脚本を書く、本読み、練習…短い劇団でも1ヶ月くらいはみっちり芝居の作りこみをします。これは、一般企業でいえば、研究開発にあたる行為。
対して、商品化期間(お金をとれるようになる期間)は、1週間くらいがいいところ。(小劇場系だと)
これで、ある程度ペイするには、商品価格をあげるしかありません。(単純に、俳優や役者さんの人件費✕1ヶ月分を1週間の公演期間で稼ぎ出さないといけないので….おそらく役者・俳優がギャラをもらえる舞台なんて少ないんでしょうが…)
■短い期間で売上を上げる→単価(チケット代上昇)→市場が縮小する。の悪循環
仮に、前記のように研究開発費を全て商品販売で取り戻すとすれば、おそらく、大概の劇団は(従来の値段からみれば)べらぼうな値段をチケット代に設定しなければならなくなります。
結果、更に芝居を見に来てくれる人が経るという悪循環が回ってしまうのだと思います。
■市場拡大の為には、単純に広告方法を工夫だけでは限界がある。
この記事内では、少しでも多くの人に関心を持ってもらいたいということでしたが、その方法論へのところまで、落とし込めていないと思います。
僕自身は、以下の様なやり方をもっと積極的に演劇界はチャレンジスべきだと思っています。
・売上を増やし、研究開発費を減らす為に。
・フラッとやってくる顧客を受け入れる当日券市場の創設
ニューヨーク等にあるTKTSのようなものがあれば、今日ちょっと時間がある…てところで気楽に見ることができる。出会いの演出ができると思います。
・評価の定まった過去作品のブラッシュアップ、再演率のアップ
私見ですが、まったくの初物の舞台を見に行くのはそれなりに勇気が必要です。可能であれば、過去に評価の高かった舞台を、その評価とともに広報することで、注目度があがると思います。
また、再演率を上げることは、研究開発費にあたる劇作の時間や労力をある程度軽減できるようになるはずです。
この記事の中には、以下のような発言があります。
良い宣伝方法があったら教えてくれ
チケット本当安くしたい
演劇そのものが活性化したら楽しくなる
そのとおりだと思います。でも、良い宣伝としてもっとも強力なのは「面白かった」という口コミなのです、それを活用するには、当日券を買いやすくする事と、過去の評判の良かった作品を再演することじゃないかなぁと思うのです。
あ、劇作家だと再演増えると収入減るのかな。厳しい世界ですね。