毎年、こちらで選ばれる作品は、独特で、演劇感想文リンクでリンクされていない舞台が作品賞を取るというある意味、相性の悪い演劇賞(とはいえ、確かに人気作品なのですが)ですが、今年はようやく感想文リンクにおける人気とこの演劇賞の大賞作品が一致しました。
2020年、日本国内で最も輝いていた演劇作品や演劇人をみなさんの投票で選出! 勝手に演劇大賞2020 - WOWOW |
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作品賞はは野田地図「逆鱗」と「ジャージー・ボーイズでした
この賞は、ストレート部門とミュージカル部門に分かれているのが特徴ですが、両方の作品とも、演劇感想文リンクでは、劇評数が多く、アクセス数も高い作品でした。
WOWOWというテレビ放送局主催の賞のせいか、テレビでの超有名人(SMAPとか)が、でてる舞台が1位になりがちでしたが、今年は小劇場界からトップランナーになった野田秀樹さんの野田地図が作品賞だったのはうれしい結果でした。(野田地図が、小劇場といえるかといえば、既に微妙ですが)
東宝「ジャージーボーイズ」は、ブロードウェイ作品の日本初上演作品でした。ザ・フォー・シーズンズの曲がメインに使われているというか、彼らの物語であるこの話、「驚異の」の天使の声、中川晃教さんの検索ランキングも一時急上昇させました。
男優賞は、浦井健治さん
男優賞の浦井健治さんは、2016年に演劇感想文リンクには、4つの出演作の感想がリンクされています。投票者のコメントを見ると新国立劇場「ヘンリー四世」「あわれ彼女は娼婦」、東宝「王家の紋章」などの演技に対してコメントがあがっています。
女優賞は、花總まりさん
最近は、大河ドラマでドラマ初出演という話題にもなった、花總まりさんが女優賞でした。いずれも東宝作品の「エリザベート」と「1789-バスティーユの恋人」の演技がコメント欄では語られています。
若干、ミュージカルは苦手な方なのですが、毎年のように話題になる「エリザベート」。一度くらい見に行こうかなとおもったりしております。(ミュージカル全部と言うか、あの中世的な感じのミュージカルがなんか苦手なだけなのですが)
演出賞は、藤田俊太郎さん
演出賞は、ジャージー・ボーイズの演出も担当された藤田俊太郎さんが受賞しました。ジャージー・ボーイズだけでなく、映画にもなった東野圭吾さんの名作「手紙」の舞台化作品も、コメントがたくさん投稿されているようです。
藤田俊太郎さんの作品、これからチェックしていきたいと思います。