ニュースでこんな記事を見つけました。
「唐十郎×蜷川幸雄第4弾!『ビニールの城』森田剛、宮沢りえ、荒川良々らで8月上演」
目次
■唐十郎作「ビニールの城」とは?
「ビニールの城」は、1985年に第七病棟という劇団で上演された唐十郎さん書き下ろしのの戯曲です。
第七病棟とは、石橋蓮司さん/緑魔子さんが主催の劇団です。結成されてから25年間の間にわずか10作品の公演をおこなっただけの劇団ですが、その作品は個々に強烈な印象を残すもので、ある意味伝説的な劇団です。
1985年の公演については、当時、観劇された松岡和子さんの劇評を演劇感想文リンクで読んでいただくことができます。(松岡さんは、シェイクスピア戯曲の翻訳で有名なあの松岡和子さんです)
■僕にも思い出のあるこの戯曲
僕自身にも、この戯曲ちょっとだけ記憶にあるものです。
演劇部の先輩が学生時代に部活に持ち込んで、読み合わせをした戯曲だからです。なにせ20年以上も前のことなので、細かいことは何も覚えていませんが、切ないけれども猥雑なラブストーリーだったと記憶しています
かなり大変な舞台装置が、ト書きで指定されており、当時の僕らでは難しいと上演を諦めた気がします。
■化学変化が楽しみな舞台
ともあれ、30年前のこの戯曲を蜷川さんがどのように息を吹き込むのか楽しみではあります。
宮沢りえさん☓蜷川さん☓唐十郎さんは、2012年の下谷万年街物語の成功例がありますし、森田剛さんも最近の舞台の評判は上々です。
ジャニーズ☓蜷川さん☓唐十郎でいえば、木村拓哉さんの「盲導犬」(…古い)、岡村健一さんの「唐版 滝の白糸」(これも….古い)などありますしね。
■ビニールの城のビニールって…
ところで、このビニールの城のビニール。80年代に流行ったビニールに入れられて売られていたエロ本(ビニ本)のビニールのはずなんだけど、今の観客にその辺伝わるのだろうか。
楽しみです! が、チケット取れないんだろうなぁ…