昨年から注目を集めている劇団チョコレートケーキの日澤雄介さんの外部演出作で、何度も唐組で見てきた稲荷卓央さんが主演という異色の組み合わせに目を惹かれて、チケットを購入してしまいました。
日澤さんへのインタビュー記事を見たので、読んでみました。
「注目の劇団チョコレートケーキの演出家、日澤雄介が挑む大竹野正典の『密会』」
安部公房さんの作品の[密会」を下敷きに、昭和50年代に起きた通り魔事件をモチーフとした作品。色々と演出方針が語られていて面白いです。
稲荷卓央さんとのコンビは当然今度は初めて、芸歴も年齢も上の稲荷さんですが、演出家からすると刺激的な存在のようです
僕よりも年齢もキャリアも上ですが、僕がこれまで演出した俳優さんたちの中で、こんなにまっすぐな人はいないっていうくらい、まっすぐな人ですね。もちろん演技のスタイルなどは唐組で学んだことが色濃く出ているんですが、もし使えないとなったら捨てられる人、という感じです。
意外にガチガチの唐組芝居が出てくるかと思っていましたが、違う稲荷さんに会えそうで楽しみです。
すごく貪欲ですね。「もっとないすかねぇ、なんかないすかねぇ……」ということをいつも言っていて、そこまで作品に向き合ってくれるのは凄くありがたい。
──稲荷さんにそこまで求められると、演出家としても大変ですね。
いやぁ……、大変ですね(笑)。
欲しがる稲荷さん、どんな演技になるのか楽しみです。
….ちなみに、チラシの稲荷さんの写真若すぎないですか?気のせいでしょうか?