[劇評]シティボーイズ「モーゴの人々」@銀河劇場

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大いなるマンネリというべきか、マンネリにうんざりというべきか? ちょっと悩ましい。ここ最近、脚本、演出が固定化しているせいか、終演後の印象がまったく同じ。勿論、シティーボーイズもそれは予想しているとは思うのですが、何か目新しさのようなものを求めてしまうのは、贅沢なのでしょうか。

劇団 シティボーイズ
題名 モーゴの人々
公演期間 2007/04/25-2007/05/06
細川徹 他 演出 細川徹
出演 大竹まこと、きたろう、斉木しげる、むろひろし、中村ゆうじ、大森博史
劇場 銀河劇場(天王州)
観劇日 2007年5月4日(ソワレ)

最初のシーンは、辞書を読む面々。辞書って面白いので、舞台で使いやすいのかな。昔見たパンタロン同盟を思い出しました。

 

面白かったのは、ハイテンションなリストラされた社員を訪ねる元同僚達の話。水で盛り上がるむちゃくちゃ度合いは見ていてこっちも痛々しいようなスカッとするような不思議な気分。 みんなが帰ってドッと落ち込む当たりも個人的にはヒット。

 

かってに居候する友達とその友達に苦言を呈する友達。なんか、勝手に居候する友達が増えていくあたりは、安部公房の「友達」を思いだいました。突然劇団をやるとか言い出すし….最後にその劇団の芝居が出てくるんだけど…そうか、この予習の為に一週間前にCAT’Sを見に行ったんだと自分に納得。まさか、二週間続けて舞台上に猫を見るとは思いませんでした。

 

東京楽日に近づいて完成に近づいているとか、相変わらずのカーテンコール。こっちはマンネリ結構。是非是非次回も楽しく聞きたい。

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