[劇評]劇団青杜「ギンノシズク」@スペースアクロス

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1時間という上演時間に助けられた。芝居としてはやまも落ちもなくって何を見せられているの?という感じ。
そもそも未来のロボット社会を演劇で扱うのは若手劇団では手に負えないのではあるまいか
ちょっとやそっとじゃちゃちい印象をぬぐう事はできない。この作品も全編ちゃちい印象しか残らなかった。

劇団 劇団青杜
題名 ギンノシズク
公演期間 2004/04/22~2004/04/25
作/演出 飯田かおり
出演 茂木真澄、飯田かおり、志子田憲一、目次里美、山本かおり、阿久津剛志、荒亜紀子、知久久美子、、幸野大輔、加藤敦洋、ハタヤチカラ
劇場 シアターアクロス
観劇日 2004年4月25日(マチネ)

【ストーリー】

29XX年忘れられた星に住む進化の極みに立った者が求める「物」とは・・・・? 「生きたい」と思ったロボット達と「生きている」事を忘れた人間の物語 (HPより)

【感想】

案内のメールにあったあらすじを読んだときからいやな予感はしていた。

若手劇団がSFっぽい話を演じているのが面白くなることはほとんどない。全編に作り物(いや、芝居は全部作り物だがそれでも)っぽい、リアリティのまったくない空虚な印象がが漂って見ていてつらい思いをしたことが過去に何度かある。

その予感は、見事に的中!!!!!パチ、パチ、パチ、はぁ~

どっかで借りてきたような未来社会の描写といい、わけわかんない中世風の衣装といい、複線も何もなくロボットが壊れてから初めて主人公がロボット技術者という事実明かされるストーリー展開といい…..つっこみどころ満載!

それでも役者に華があれば、まだ見ている分には救われるのだが…..なぁんかいまいちだし。

誰でもいいからこんな芝居根底からぶちこわせよ!つまんない芝居で、遠慮して演出の言うとおりに動いてもしょうがないでしょ…..とかココロの中でつぶやいていたが、それを望むべくもなく…

一時間で終わって正直ほっとしました。(一時間って普通はとても短いのだが)

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